お片付けタイム
2024.01.22
ある研修会で、片付け、準備、清潔、物の管理、など幼児期の基本的生活習慣の大切さについて学ぶ機会がありました。
片付けは遊びの延長であり、ただ片付けるだけでなく分類して片付けることが大切で、最後の一つだけでも先生やご家族と一緒に片付ける習慣を身につけることにより、将来生きていく力を学ぶことに繋がっていきます。
外遊び後にお片付けタイムを設け、遊んだものは自分で片付けることに意識をもてるよう、取り組んでいます。
お外で駆け回って遊んだ後、お片付けタイムの音楽が流れると、自ら片付けるものを探し、お友達と一緒にお片付けをしてくれるようになりました。
年長の男の子は張り切って重いものを1人で片付けようとしたり、それを下からそっと支える年少さんの姿があり、なんとも微笑ましいです。
幼稚園は、お友達みんながいるから頑張れる、みんなと一緒だから楽しんで取り組める特別な場所です。
楽しみながら自立に向けて必要な習慣や意欲を身に着けていけるよう働きかけていくとともに、私たちは見本としてその姿勢をみせることにより、意識を高めていくことが出来たらと考えています。
思えば私も小さい頃、お片付けをすること、出したらしまうこと、正しい姿勢でご飯を食べること、人の話をしっかり聞くこと、歯を磨くことなど口酸っぱく注意され、当時は「うるさいな~」と聞く耳を持たなかったこともありました。
自身が親になり、園長として子どもたちを見守る立場になり、注意されてきたことが「私を想って言ってくれていたんだな~」と、身に染みて分かります。