わかばのかぜ~園長からのおたより~

はにわ作り

2023.07.09

おさとう先生のアートタイムにて、年長組の子ども達が 粘土でハニワ作りに挑戦しました。

古くは魔除けの意味合いで作られていたハニワですが、子どもたちの手にかかると…どんなハニワが生み出されるんだろう?

ワクワクしながら、私も一緒に参加してきました。

心地よい粘土の感触と共に、頭で描いているイメージがどんどんと子どもたちの手で具現化されていきます。制作が進むにつれて没頭していく様子が真剣な表情から伝わってきます。

一人一人作品へのこだわりがあり、模様を描いたり、羽をつけたり、左右の手足の長さや向きを変えたりと、誰一人として同じ作品はありません。

制作をしながら、模様の意味やお気に入りのポイント、自分が生み出したハニワの物語まで、一生懸命に聞かせてくれます。

子どもたちのそういったお話は、頭の中を覗き見たようでとても興味深く、何より言葉の表現一つ一つが可愛くて仕方がありません。

以前、おさとう先生はこう言われました。

「観る側が、面白いな~と興味を持って作品を観ると、どんどん子どもたちの作品の良さが分かってくるんですよ」

まさにその通りで、子どもたちの創造する目線や作品に込められた声を聞こうとすると、作品に込められた想いがひしひしと伝わってきます。

子どもたちの心が表現された、個性豊かなハニワたち。

12月のアートギャラリーで皆さまにも見て頂きます。