わかばのかぜ~園長からのおたより~

探求心

2022.03.10

 3月に入り、時折暖かい日が訪れるようになりました。
冬の間は、姿を隠していた虫たちが少しずつ活動をはじめています。
幼稚園の園庭で一番の虫の隠れ場所は、幾つか置いてあるプランターの下で、湿気があり、敵からの身を隠せる絶好の隠れ場所なんです。
暖かい季節には、コガネムシの幼虫やハサミムシ、ヤモリなど様々な生き物を見つけたことがあります。

冬の間は虫たちがいない空き家となってましたが、暖かい気候と虫大好きの子どもたちに誘われて久しぶりに覗き込んでみると、大きなミミズが隠れていました。
捕まえたい一心で虫を探していたあおくんは、ミミズを大切そうに掌に乗せて、とても嬉しそう。
そんなあおくんを横目に、僕も見つけたい!といつまでもプランターの下を覗き込む子どもたちを見ながら、虫が大好きでいつも追いかけていた自身の幼少期の原風景が蘇ってきました。
虫を探したり、生き物と触れ合っている時間から探求心の芽は育まれると思っています。

「知る事は、感じることの半分も重要ではない」
私の大好きな言葉です。
今日は何を見つけてくるのかな?と、子どもたちを見守ることが私の楽しみです。