わかばのかぜ~園長からのおたより~

大きくなる喜び

2022.03.04

 お誕生日を迎えたお友達は、好きな色のお花のバッチを胸につけ、冠をかぶってお誕生日の一日を過ごします。
冠をかぶって過ごす一日はみんなの注目の的で、お友達や先生からお祝いの言葉をかけられて、とても嬉しそうな子どもたちです。
早く冠をかぶりたい、お花のバッチをつけたい、名札に判子を押してもらいたい…と、お誕生日を指折り数えて楽しみにしています。
今週末お誕生日を迎える二人は、冠をかぶって主役となり、みんなで大きくなったことを喜び合いました。
照れ隠しで、お花のバッチを帽子のように被ったり、ラッパのように吹いておどけてみたり、可愛い二人でした。

年度代わりのこの時期は、お兄さんお姉さんになりたいという強い気持ちを感じます。
一階にお部屋がある年少さんにとって、年中さんになってお部屋が二階になることは大きくなった証のようで、二階のお部屋にお引越しすることを強く憧れています。

冠をかぶる喜び、お部屋が二階になる憧れ、小さなことのように思えますが、子どもたちにとって大きくなったことが実感できる大切な経験です。

小さな出来事にも心を動かす子どもたちを大切に受け止めることが、大切だなと、冠をかぶって喜ぶ子どもたちの姿が教えてくれました。

そして、お誕生日を迎えることが楽しみでたまらなかった、忘れかけていた自身の幼少期の気持ちを思い出しました。

明日は大きくなった喜びをみんなで分かち合うスプリングコンサートです。
まん延防止措置が出ている中での発表会になりますが、みんなで力を合わせて、子どもたちや保護者の皆様の心に残る一日に出来たらと願っています。

明日は宜しくお願い致します。