わかばのかぜ~園長からのおたより~

好きなこと

2021.09.09

   

ジャジャジャジャーン!!!
年少組のやひろくんがブロックを駆使して作った、立派なカブト虫を見せてくれました。
よく見てもらうと分かるのですが、2匹のカブト虫は、足が6本あり、体があたま・むね・はらと3つに分かれている昆虫の体のつくりを細かく再現してあり、色もカラフルなシンメトリーで、やひろくんの観察力とこだわりに驚きました。

「今度はクワガタムシを作って見せてね!」とお願いすると、10分後…
ブロックで作ったたくさんのクワガタムシ、両腕で抱えて見せにきてくれました。


虫好きのきっぺいくんも、幼稚園で飼育しているクワガタムシを持ってきて、ブロックのクワガタと見比べて興味津々。
好きな事に夢中になっている子どもたちの姿はとても輝いています。


虫が好きだったり、絵を描くことが好きだったり、体を使って遊ぶことが好きだったり、中には宇宙の世界が好きな子もいます。子どもたちにはそれぞれ個性があり、興味関心あり、無限の可能性を秘めています。

「一番大切なのは好きな事を自由にやらせてあげること、個性を伸ばしてあげたいと思いました」
これは、幼い頃から魚が大好きで、好きな事に没頭し、今では海洋大学の教授となったさかなくんを、見守り応援し続けたお母さんの言葉です。

「自分の想いを受け止めてくれる」「自分を応援してくれる」という安心できる前提があったからこそ、伸び伸びと好きな事を追求出来た。と、さかなくんは語っています。

幼稚園において、子どもを全力で受容することが、なにより大切だと思っています。

幼稚園生活の中で、子どもたちの想いを大切に受け止めること。
子どもたちのやりたいことを見守り、応援していくこと。

子どもたちの想いを大切に肯定し、共に味わい、見守っていきたいです。