わかばのかぜ~園長からのおたより~

謎の幼虫

2021.06.25

  生き物大好きのりょうたくんが、丸々と太った緑色の幼虫を捕まえてきました。

お尻?頭?に、長い角のようなものがあり、アニマルランドで飼育しているアゲハチョウの幼虫とは、少し姿が違います。


「なんの幼虫?」と興味津々な子どもたちが続々と集まり、みんなで図鑑とにらめっこ。

みんなで考えた結果、「これじゃない?お尻に角があるよ」と、一つの答えにたどりつきました。

よく見てみると…確かに、ミカドアゲハの幼虫にそっくり。
ですが、確信はもてません。アゲハチョウの幼虫を飼育しているお部屋で一緒に飼育することになりました。
数週間後、どんなチョウが姿を見せてくれるのでしょうか。

一見、目をそらしてしまうような風貌の大きな幼虫ですが、子どもたちは触って感触を確かめたり、近くで眺めたり、五感を使って幼虫と触れ合います。目を探したり、模様を見たり、驚くほど細かく観察していました。
子どもたちが直接経験して気づく事や感じる事、それ自体がとても大切な事です。
一匹の幼虫を前に、みんなで興味を深める時間を過ごせました。

子どもたちと一緒になって考えたり、不思議を共感したり、毎日の対話がとても楽しいです。