わかばのかぜ~園長からのおたより~

時代の変化

2021.07.01

コロナの時代となり、幼稚園の環境が大きく変わりました。
扇風機や加湿器の設置等、感染対策をしながらの幼稚園生活が当たり前の日常となっています。
毎朝の検温に、手洗いと消毒、マスクを着用しての日常生活、お外で遊ぶ際にはマスクカップにマスクを入れてと、子どもたちはコロナ禍におけるルールをしっかり理解し、守って生活しています。
コロナ禍での生活が心の負担になっているのでは、、、と心苦しく思いますが、社会的適応力が育まれている姿を感じ、たのもしい子どもたちです。

このたび、園内にある手洗い場の蛇口を、非接触のものへ交換しました。(外のウッドデッキの手洗いは除く)。
半年ほど前、「職場の洗面所の蛇口が感染源となり、クラスターが発生した事例」を聞き、心配していました。
非接触に変えることで、直接蛇口に触れる事がなくなり、衛生的に水を流せますし、手洗いの負担も軽減できます。

便利になることは有難いですが、同時に失われることもあります。
昔は、蛇口をひねったり、ドアノブを開けたり、電話のダイヤルやテレビのチャンネルを回したりと、生活の中に「ひねる動き」が多くありました。
現代では便利になった反面、私たちの生活の中で、手先の運動発達を促進する「手をひねる動き」がなくなりつつあります。

変化により、得られるものがあれば失うものもある。様々な視点から物事を考え、子どもたちにとって最善な方法を考えながら、道を選択していかなければと思っています。