年長組も春みつけ~そして、その後~
17日も、爽やかな青空広がる、よく晴れた日でした。
先日の年中組に続き、年長組も宇佐南公園に『春見つけ』に出かけました。

この日、子ども達が夢中になって探していたのは・・・

テントウムシ🐞
「今日は特に暖かいから、テントウムシさんもお散歩しているんだね。」
小さな妖精のような愛らしいテントウムシさん。
さっそく虫かごに入れて様子を見ている子もいれば、そばで「かわいい!」と見守る姿も。

色とりどりのお花をみつけることにも没頭していましたよ。
年長組さんは、集めたお花の飾り方を、自分なりに一工夫している姿が多かったです。


🌺春みつけの翌日、子ども達が自ら考え調べようとする、こんな場面・あんな場面🌺
さて、翌日の朝のこと。
園庭の芝生に図鑑をもってきて、みんなで見ている姿がありました。
「もうすぐアゲハチョウを育てるから、今のうちに見とく。」んだそうです。


その朝は、教務課前の『自然発見コーナー』もいつもに増してワイワイにぎやか。
子ども達が虫かごを持ち寄り、とってもたのしそう。
そっと覗いてみると、いつの間に探したのか、ひらかれた図鑑はテントウムシのページ。

子ども達の素敵な集いに、耳をすましていると・・・
年長組と年中組さん達が集まり、「テントウムシを育てるためには何が必要か」を一生懸命話し合っていました😲そのとき、
「先生、しょうどくある?」と、Iくんから質問が。
「消毒はあるよ。何につかいたい?」と聞くと、「だってここに書いてあるもん!」
みると、テントウムシを育てるために必要なグッズの中に、普段子ども達が手指消毒をするための霧吹きスプレーの絵がありました。
なるほど!!
さっそく子ども達の仲間に入れてもらい、みんなで考えてみました。
I君「せんせい、はやく、しょうどく(消毒)ちょうだいよ」
K君「テントウムシの土にときどきシュッシュってするんだよ」
教諭「どうしてシュッシュするの?」
I君「ここにかいてある。ぬらした方がテントウムシよろこぶから」
教諭「そっか、みんなの手にかける消毒は、ばい菌をやっつけるものだから、テントウムシにかかったら大変。どうしよう。」
今すぐにやりたかったI君。すると、
H君「あんね、カブトムシの幼虫の土にお水シュッシュしとった」
I君「あ~お水か!じゃあお水入れよ!」
それを聞いていた年中組さんも「土に時々シュッシュするんだって」と図鑑を覗き込んでいましたよ。
昨年の夏、園長先生にカブトムシの幼虫の育て方を教えてもらった子ども達が、土にシュッシュとお水をかけてお世話していた姿を思い出しました。
H君の心には、その体験が残っていたのですね。

子ども達が、一生懸命に生き物を育てようと考え、試行錯誤している姿に胸を打たれます。
生き物を育てることは知識と根気が要ることですが、これからも命を大切にすることを伝えながら、私たちも子ども達と共に学び、見守っていきたいと思います。

