アゲハチョウが生まれた日
4月9日(水)、子ども達が「アゲハチョウがいる!」と教えてくれました。
まさかと思い廊下に出てみると、そこには生まれたばかりのアゲハチョウがひらひら飛んでいました。
生き物はかせの園長先生が以前に教えてくださった『越冬さなぎ』が、いくつか窓枠にくっついてじっと春を待っていたのは知っていたのですが、
久しぶりのアゲハチョウの姿に心が躍りました。
そして、長い冬を乗り越えて生まれてきてくれたこのタイミングが、ちょうど昨年も子ども達の入園進級の時期に重なっていたのを思い出しました。
翌10日(木)の朝、園庭はいつもに増してにぎやか。
みんなでアゲハチョウをお空に逃がしてあげることにしました。
「せーの!」でアゲハチョウの入った木箱のフタをあけると・・・
あれれ?アゲハチョウは、木箱の隅にくっついてなかなか飛び立とうとしません。
心配になった子ども達のお顔が、木箱にますます近づきます。
まみ先生がそっとアゲハチョウを手にのせたその時・・・
勇気を出したチョウチョが、思いっきり空に向かって飛び立ちました。(赤い丸の中を注目!)
「ばいば~い!!」
子ども達の元気な声に後押しされ、高く飛び立ったアゲハチョウ。
幼稚園の園舎の上をぐるぐる飛び回って、子ども達にさよならを告げた後、お空に消えていきました。子どもたちはいつまでも手を振っていましたよ。
これからの季節、さまざまな生き物との出会いと別れを経験しながら、子ども達の心も成長していくのですね。そんな時の心の機微を感じ取り、大切に受けとめていきたいと思います。
さて、今日からお給食が始まりました。
調理員さんが腕によりをかけて作ったカレーを前に、きちんと手を合わせて「いただきます!」
春休みの間にお家で練習したのかな?
上手にお箸箱を開けていた子ども達。
ちょっぴりドキドキしながら、ランチタイムがスタート😊
毎日のランチタイムが、子ども達にとって楽しみな時間になっていけるように
寄り添いながら、無理なく進めていきますね。
さて、明日は一週間の最後の日。
お子さんにも、お家の方にとっても、初めての一週間は葛藤の毎日だったのではないでしょうか。
お母さん達は、朝は元気に「いってきま~す」と言ってほしいのに。
「やだやだ、お家にいたい。幼稚園行きたくな~い」と涙がぽろり。そんな子も多かったかもしれません。
でも、幼稚園では、子ども達は毎日確実に笑顔が増えてきていますよ。
先生たちににっこり手を振ってくれる姿や、スキンシップの時に、ぎゅっと先生にくっついている姿もぐんと増えました。そんな姿が、私たちの大きな喜びです。
明日からも、担任の先生はもちろんのこと、職員みんなで愛情いっぱいで見守っていきますので
どうぞ安心して送り出してあげてくださいね。
明日もかわいいみんなのことを、待っているよ😊