幼稚園からのお知らせ

落書きだ~いすき!(カラフルランド)

2023.12.02

子ども達の自由画帳には、その時その時の思いがあふれています。

自分が描きたいときに自由に描けるから、自由画帳には本来のその子らしさが詰まっているのですね。

ある日、園長先生がこんな記事を教えて下さり、「幼稚園でも自由に描ける落書きコーナーがあったらいいね!」ということで、手作りの落書きコーナーを作成することになりました✊

(中日新聞より抜粋させていただきました)

『幼児の絵は、言葉。その思いを知るのにとても有効です」

記事には共感できる内容が散りばめられており、とても参考になりました。

「絵を描くことは人間が持って生まれた本能的な行為」

「幼い子は、言葉を獲得する前から脳で感じたことを絵で表現している」とあり、なるほど確かに!と思いました。

子ども達は、まず描くことで自身が認識したもを表そうとするんですね。

当園が、カワイ造形教室の佐藤倫子先生に「専門講師」としてアートタイムをご指導頂いているのも、

『お絵描きを通して一人ひとりの表現力や想像力を育み、子ども達に心のままに表現できる喜びを感じてほしい』

という願いがあってこそです。

これまでも、アートタイムや普段の生活の中でのお絵描きの様子を見守ってきて、子ども達の心の成長のために、お絵描きは欠かせない行為だと実感しています。

そんな子ども達に、「窮屈な思いをさせず、自由に落書きさせてあげられる環境づくりを幼稚園で!」・・・ということで、年中組と年長組の間の空間であるオープンスペースに自由に落書きが出来る場所を作ってみることになりました。

黒板ができあがると、今度は「その場所の名前を決めたいね」と言うことになり、子ども達から名前を募集しました。

たくさんの名前を応募してくれました。それぞれの名前に、思いがあります。

そこで、今回は「みんなが遊ぶ場所だから、みんなで決めようね。どんな名前にしようかな?」

みんなで投票することにしました😊

幼稚園全員の子ども達が順番に、自分の「いいな💗」と思った名前に、シールをひとつ貼っていきます。毎日どれが人気なのかが楽しみだった私たちです。

そして、そして・・・いよいよ全員が投票し終わりました!!

さあ、結果はどうなったかな?

ちはる先生がシールの数をひとつ残らず数えてくれましたよ😊

「はっぴーおえかきらんど」と「からふるらんど」が最後まで競り合った結果、

「からふるらんど」に決定!!

みんなの落書き空間の名前にぴったり✨(子ども達からは「なんか、カラフルタウンみたい」と言う声も😊たしかに!)

カラフルランドの上には、大きな虹がかかっています。

この虹は、年少組の子ども達が指スタンプで作ってくれました👉

そして、名前の文字は年長・年中組のみんなで作りました。そう、みんなで作った遊び場の誕生です。

さあ、さっそく、からふるらんどに子ども達が集まってきましたよ😊

まるでクレヨンのようなチョークを手に、あっという間にこんなにぎやかな絵がずらり。

このチョークは、毎日子ども達が使用する物ですので、口に入れても大丈夫な安全で特殊なチョークを使用しています。(もちろん、子ども達に使う時の約束を確認したので、食べちゃう子はいませんが💦)

そう、教室のチョークは子ども達は使えない約束になっているけど、このからふるらんどでは、好きな時に好きなだけチョークで絵を描いても大丈夫なんです💗

二階のオープンスペースでダンスの練習をしている年中組さんも、にぎやかな落書きについつい目が行ってしまいます。

でも、子ども達の落書きは一つ一つに気持ちが込められているせいか、練習している子ども達を見守ってくれているみたい。

みんなが思わず笑顔になるような、とっても温かい雰囲気を醸し出してくれていましたよ。

メモリーフェスティバルの前日の様子でも記載しましたが、早速メッセージが書いてあったり・・・と、子ども達の素直な気持ちがそのまま書いてあることもあり、見ていてとっても楽しい空間です。

年少組さんや年中組さんも。カラフルランドに自由に描きに来てね!

沢山の子ども達に、心のままに『落書き』を楽しんでほしいなぁ・・・と思います😊