アートタイムお話の絵(年長組)
11月29日(火)は、アートのおさとう先生に久しぶりに会えてとっても嬉しそうだった年長組さん。
今回は事前に2冊の絵本『おばけのコックさん』『ググさんと赤いボタン』の中から、自分がすきなお話を選んで、描くことになりました。
年長組の廊下には、事前におさとう先生が心を込めて準備してくださった、
絵本から飛び出したかのような主人公たちが飾ってありました。
毎日子ども達はそれを眺めながら、「いつ描くのかなぁ」「どうやって描こうかなぁ」と考えていたようです。
さあ、いよいよアートタイム。みんなの思いがどんなふうに描かれていくのかな。。。😊
👻『おばけのコックさん』のエピソード👻
「おばけのコックさんの絵を描くんだ!」と決めた子どもたちは、どの場面を描こうか、空いている時間に絵本を読んでお気に入りのページを選んでいました。
帰りのお迎えを待っている間に、「先生、自由画帳に描いてもいい?」と、おばけの絵を描く子もいて、アートタイムを心待ちにしている様子でしたよ😊
当日、佐藤先生が読んでくれるお話をとても集中して聞いていた子ども達。
読み終わった佐藤先生から、「このおばけは誰だった?」「野菜売り場で何を買ったっけ?」とクイズが出されると。。。
「むらさきのもくもくおばけは親方だったよ!」
「きゅーに(きゅうり)を買ってた!」とすらすら答えていた子ども達。
佐藤先生が、「すごい!ちゃんと絵本見てくれたんだね」と、感心してみえましたよ。
まずはクレヨンの青色でおばけや周りの様子(キッチンやお店の中)を描き、絵具でぬりました。
「おばけのコックさんは、おばけは簡単に描けるけど、キッチンのかまどの細かいレンガや、お店のメニュー、やさい売り場など、細かい背景を描くことが年長にしかできないポイント!」
佐藤先生がアドバイスを下さいました。それを聞いた子ども達は、
「おばけの特製スープ、くるぽんキューのところかいた!」
「おばけの誕生日会をしているよ、ほこりケーキ食べているよ」など・・・本当に細かいところまでよく見ているなぁと感心します。
みんなの描いたおばけたちは、とっても愛らしくて、優しい表情をしています。
色使いなど、個性あふれる作品がずらりっと並んでいましたよ😊
🔘ググさんと赤いボタン🔘
事前にたくさん絵本を読みこんでからレッスンという形で、まず絵本をおさとう先生に読んでもらいながらページを読み進めて行く中で、『ググさんは何の動物だった?』の問いに
「モグラー!」
「どんなお客様さんが来てたかな?」「ネズミー!!」
「あとはいなかったらかな?」「ヘビもいた気がする」
「そう、小さいけどヘビさんもお買い物に来てたよ。よく見つけたね!」
おさとう先生に褒めてもらえて、思わずにっこり😊
実際におさとう先生が画用紙で作ってくれた葉っぱのつるにつかまったボタンたちを見て、
「うわー長い!これだったらぐぐさん見つけれるよー!」
「ピンクのボタンが可愛い」「私は青がいい」
「ググさんが探してる赤いボタンがあそこにあるよ!」
そういいながら、子どもたちはみんな、絵本の世界を再度楽しんでました。
そして、自分の好きなシーンを描こうと場面に合った色画用紙選びをしました。
「黄色がいい!」「ボタンを見つけるところだから黄緑色がいい!」
と以前よりも子どもたちが自分で考えて希望をどんどん口にしていく姿にびっくり。
そして、
「この色で、この場面が描きたい!」「木を大きく描きたいから縦に描いてもいい?」
色画用紙の色を選ぶ時から、心に決めた色のイメージをしっかりと持っていた子ども達。
「『この色が余ってるからこっちでもいいかな・・・』ではなく、『これがいい!』という強い意志に、子ども達の心の成長を感じました。」と年長組の先生達が感心していましたよ。
カラフルなボタンを沢山書いて、
「見つかったから嬉しい顔だよ」
「ググさんが見つけれるように葉っぱを長く描いたよ」
「先生〜!!目が描きたいから、白(の絵の具)ください!」
他にも、「結構ある色は出したけど欲しい色があったら作るから言ってね!」とおさとう先生の声かけに、
「〇〇色ほしいー!」「黒とかないかな~?」と自分の描きたい色を見つけて書いてました。
本当にのびのびと、リラックスした雰囲気の中での作品作りとなりましたよ😊
出来上がった絵をみていると、本当にこの場面が心にきらりと光ったんだなと感じます。
今回の2冊とも子ども達は大のお気に入りになりました💗皆さんも、ぜひ読んでみて下さいね。
さあ、あーとぎゃらりーまで、まだまだ作品作りは続きます。
子ども達の思いがあふれる作品の数々を楽しみにしていて下さいね。