感触遊び①~泥んこあそび~(年少組)
毎朝、登園するとアニマルコーナーで育てているアゲハチョウの幼虫を目でじっと追っている年少組の子がいます。
大きなお兄ちゃんたちに交じって重たいプランターを動かし、「いたいた!」手にヤスデの赤ちゃんをのせて、嬉しそうに見せに来てくれる子がいます。
また、「今日ね、逆上がりができたんだよ!せんせい、みてて!」と呼びに来てくれる年中組さん。セキセイインコに言葉を教えようと毎日のようにぴっぴちゃんに会いに来ている年長組さんたち。
一方で、お母さんが恋しくなって泣いている年少組のお友達。その子を囲んで頭をなでてくれたり声をかけてくれるお兄さん、また、園庭で遊んでいた年長組の女の子が、年少組の本気のケンカを止めて、泣いている子を連れてきて一生懸命に説明をしてくれたり。
幼稚園に来ている子ども達の心は三者三様で、一人ひとりの心の中を覗くことはできませんが、集団生活の中で小さな心は確実に成長しています。私たちは出来る限り、その心に寄り添い、深く理解したいと思いながら日々の保育に努めています。
園長先生の通信『心の木』には「この幼児期には特に、子ども自身が『自分は大事にされている』『ぼく・わたしは大切な存在なんだ』と実感できるような経験や関わりが大切である」と綴られています。自分自身を好きになり、自分を表現してみようと思える心を育てるには、どんな活動が大切なのだろうと日々試行錯誤しながら、今しかできない経験を大切に進めています。
つい大人の私たちがやりがちな「目先の成果を追い、何かを出来るようにすること」が幼児教育ではなく、取り組む過程を大切にしながら、将来の子どもの育ちや自己肯定感につなげていけるような関わり・遊び・活動が非常に大切だと感じています。すぐに目にはみえてこない心の根っこの部分を育てていくために、今後も職員みんなで熟考し模索していきたいと考えています。
さて、年少組の子ども達も入園して2か月が経ちました。園生活の流れにも少しずつ慣れてきたところです。笑顔もいっぱいみられるようになりました✨
担任の先生ともなかよしになって、いつも先生の楽しいお話を楽しみにしている子ども達。
お部屋あそびも楽しいけれど、お外遊びがだ~いすき!!
この気持ち良い初夏の気候は、色々な遊びを広げてくれます。この時期は特に、五感をいっぱいに使った感触遊びをたくさん取り入れて過ごしています。毎日、何かひとつでも「今日は〇〇したよ、楽しかったよ!」とお家でお話しできるようにと願いながら・・・
🍃どろんこ遊び🍃
砂場は感触遊びには絶好の場所です。さらさらした砂を踏みしめる感覚を楽しんでいる子や、早速お団子つくりに夢中になっている子も。
水をふくんで、どろどろになりすぎても固まらないし、お水が少なすぎても壊れてしまいます。子ども達は、何度も何度も作りながら壊れにくいおだんごの硬さを見つけていくんですね😊
恐る恐る砂場に入っていく子も入れば、泥水の中に大胆に入って遊んでいる姿もありました。
大きなたらいも、子ども達にとっては魅力的なおもちゃの一つです。
ひんやりした足の感触がきもちいい!
緊張していたお友達にも、やっと笑顔がみられてきました😊
初めての泥んこ遊びは、動きも少ない子ども達でしたが、少しずつ泥んこに慣れてきて、その感触を楽しんでいる様子でした。
「もうちょっと遊びたい!」そんな声が上がり始めたころにお給食の時間になってしまいましたが、第2回も予定していますので、みんな、楽しみにしていてね😊