幼稚園からのお知らせ

サラマンカ・ピアノコンサート(年中組・年長組)

2023.05.31

5月31日、3年ぶりに、年中組と年長組の子ども達が『サラマンカ・ピアノコンサート』に参加しました。

サラマンカホールは、著名な音楽家のリサイタルやコンサートを多数開催される、岐阜県を代表する素晴らしい音楽ホールです。

舞台袖の壁一面、これまで演奏された音楽家の方々のサインで埋め尽くされています。

さあ、若葉第2、第3幼稚園の子ども達が一人ずつ席につきました。天井の煌びやかなシャンデリアや荘厳と佇む大きなパイプオルガンに、釘付けになって見入っていましたよ。

ブザーの音と共に、いよいよコンサートが始まります。

若葉第2幼稚園の杉山恵子園長先生が、子ども達に優しくお話をしてくださいました。

今回演奏して下さる西村由紀江さんは、小さい頃とってもシャイな女の子で、ピアノが一番の友達だったこと、また、西村さんにとって一番小さなお客さんはみんなであることを知った子ども達。

「皆さんの、なんでも聞こえるお耳と、『嬉しいな、楽しいな、元気が出るな』と感じる心で演奏を聴きましょう」

園長先生は続けて、サラマンカホールに聳え立つパイプオルガンの由来・・・「鳴かずのパイプオルガン」を岐阜県の辻博さんが「ぼくが修理してあげよう」と8か月もの期間をかけて大修理をして、このサラマンカホールに運んできてくださったお話などを聞かせて下さり、子ども達は興味を持って聞いていましたよ。

さあ、いよいよピアニストの西村由紀江さんが登場です。

ご挨拶と共に、オリジナル曲「あなたに最高の幸せを」を演奏してくださいました。この曲は私も大好きで、とっても美しく心が満たされる温かい曲です。

演奏されながらも、始終子ども達へ向けられるのは、優しく温かい笑顔。

西村さんの笑顔に魅了されながら、食い入るように演奏を聴いている姿もありました。

西村さんの弾かれた音楽を聴いての『音当てクイズ』では、身の回りの音をピアノの音色で表現して下さり、それを聴いた子ども達は、自分が感じたことを口々に答えていました。

普段、なかなか手をあげない子がピンと手をあげる姿もあり、リラックスした雰囲気の中で音に興味を持ちながらクイズを楽しんでいましたよ。

子ども達の大好きなドラえもんの主題歌を聴かせて下さったり、かと思えばクラシックの名曲をメドレーにして、『あっ、なんか聴いたことあるな』と感じるステキな部分を集めて演奏してくださる西村さん。

ある男の子が、目をつむって、曲に合わせて指を軽やかに動かしていたり・・・

またある女の子たちが、キラキラした眼差しで、西村さんのピアノに合わせて両手を交互に動かしている姿もありました😊

どの子も小さな心をめいっぱい震わせながら、また、西村さんの奏でる姿にちょっぴり憧れを感じながら、その温かくて壮大な音楽を楽しんでいる様子が伝わってきましたよ。

作曲家でもいらっしゃる西村さんと一緒に、ド・レ・ミの3音を使ってメロディーを創り上げる楽しいひとときも。

ただ聴くのではなく、子ども達も一人の作曲者として参加できる機会を設けて頂けて、さらに出来がったメロディーに伴奏をつけて演奏して下さった西村さん。

3つの音が、子ども達の意見と西村さんのピアノで、素敵な音楽に生まれ変わる瞬間を味わっていましたよ。

その後、『しあわせ運べるように』や『わかばようちえんのうた』など、おなじみの曲をステキに編曲をして演奏してくださいました。

いつも歌っている園歌が、西村さんの手によってじ~んと胸に迫る名曲に生まれ変わり、そこに子ども達の歌声が加わって、サラマンカホールいっぱいに、470名の大合唱が響き渡りました✨

 

会の最後には、りこちゃんとえいじくんがみんなの代表として、西村さんに手作りのプレゼントを渡しました😊

優しい笑顔で握手もしてくださった西村さん。

会場のみんなの「ありがとう!」「たのしかったな」「もっと聴きたかったな」の気持ちをしっかりと受け止めてくださいました。

この幼児期に、素晴らしいピアニストでいらっしゃる西村由紀江さんとの出会いを経験した子ども達。今日の日は、きっといつまでも心に残ることでしょう。

西村由紀江さん、素敵なひとときを本当にありがとうございました。