ドアの向こうにふしぎ発見!(年長さくら・つばき組)
5月17日の年長組・どこでもドアの日。いよいよ後半チームのさくら組とつばき組の子ども達が乗ったバスが到着。
どこでもドア切符を運転手さんに手渡して、ワクワクドキドキの冒険の始まりです。
「いってらっしゃい!」と笑顔で送り出してくれた運転手の高橋さんに、「いってきま~す!!」
見渡す限り背の高い木々に囲まれて、新緑が目に染みるくらいの森の風景。そんな大自然の中で、
「あっ!鳥がピピピって鳴いてる」「先生、小さな虫がいるよ」「あっちにもこっちにも木がいっぱい!」とすぐに反応してお話ししてくれる子ども達。ステキだな・・・って思います。
そのやわらかな心や感受性を大切にしていきたいと改めて思いました。
園長先生から『今日は、幼稚園とは全然違う大自然の中で、自分がやりたいことを思いっきり楽しもうね!』
圧倒されるような大自然を前に、ちょっぴり緊張気味な子ども達でしたが、「みんながいるからだいじょうぶ!」
たくさんの先生達が見守る中で、みんなで大きく拳を突き上げて、レッツゴー!・・・その一歩を踏み出しました。
歩きながら、看板にも注目!「たけって書いてあるよ。」「タケノコが生えるんだって。」気づいてお話ししてくれましたよ。
「あ!あそこ、虫がいたよ!」小さな羽虫もすぐに発見。「きょうは、いっぱい虫さがしをするんだ!」とワクワクが止まらない様子の子がたくさんいました😊
とびっきりの笑顔で嬉しそうに進んでいく子ども達の姿を見守りながら、「これから出会う自然の不思議に出会ったとき、みんなの心はどんなことを感じてくれるのかな。」・・・と、私たちもその瞬間を楽しみに感じずにはいられませんでした。
今回はいつものルートと違う森の奥へ進んでいきます。大きな岩も「こわくな~い」と足取り軽くピョンピョン!
森の奥に進んでいったみんなは、小さな沼を発見!「なんかいるよ!」
そこで見つけた泡のかたまりに、びっくりしたみんな。近くでよく見たくて、危うく落ちそうになっちゃった子も💦
園長先生と佐古田先生が、「泡の中にはモリアオガエルの卵が産まれているんだよ。」「モリアオガエルは、赤ちゃんのオタマジャクシが産まれたときに、すぐに泳げるように必ず水の上の木の枝に卵を産むんだよ」と教えてくれました。
ここには、アカハライモリも住んでいるんだって!「幼稚園で育てているアカハライモリと同じだね。」と子ども達の表情からは、そのキラキラした好奇心が大きく膨らむのを感じました。
森の中で、沢山の宝物を発見した子ども達。ひんやりとした空気を肌で感じながら、遠くから聞こえる鳥の声を耳にしながら、五感をたっぷりと刺激された子ども達の表情は生き生きと輝いていましたよ。
さあ、今度はいよいよ、大好きな場所へ向かいます。『薬木(やくぼく)のひろば』へ!!
たか~い木々に囲まれた坂道を、元気いっぱいに進むみんな。
広場まであと少しだよ!がんばって!!
到着してすぐに、園長先生が写真撮影をして下さいました😊
幼稚園の思い出のカード『ツリーリングス』に記念に綴りましたが、いかがでしたか?
広場で思いっきり遊ぶ前に、パワーチャージ!「おいしいね~」と味わう姿が微笑ましい『おやつタイム』です😊
いよいよ、広場に駆け出す子ども達。自分がやってみたいことを、考えて楽しむ姿がいっぱい。どうぞご覧下さいね♪
『どこでもドアの日』がまだ企画されていなかった一昔前には、幼稚園生活での子ども達のこんな姿は想像も出来ませんでした。
子ども達一人ひとりを「心配するよりも、信頼すること」って大事だなと心から思います。
ただ、それには、大自然の危険もしっかりと理解・想定して、大勢の大人達の緊張感を持った細やかな見守りがあってこそです。私たち職員もこの経験から、普段の生活では学べないようなことを沢山学べているのを実感します。
今回は、森の奥でのふしぎ発見タイムがメインでしたので、あっという間に帰る時間に💦でも、いつもと違う体験ができた子ども達は満足そうに準備をしていましたよ。
大自然の中で、大きく心を揺らす体験を得た子ども達。
自分で考えて、自分のやりたいことを思いっきり楽しむ経験。この幼児期に、みんなと一緒に経験することを積み重ねていきたいと思います。
みんなが、大きくなったときにも心に残っている『忘れられないステキな経験』・・・その中に、若葉第三幼稚園での『どこでもドアの日』がランクインできますように🌸
今回、出会った『モリアオガエル』と『ギフチョウ』については、子ども達もすごく興味を持っている様子で、幼稚園に戻ってからみんなの会話の中に登場していましたよ。
せっかく出会えた生き物についても、これから子ども達と詳しく調べてみたいなと考えています😊