幼稚園からのお知らせ

ドアの向こうにふしぎ発見!(年長ふじ・もみじ組)

2022.05.18

5月17日(火)、年長組は待ちに待った『どこでもドアの日』。

昨年の3月に初めてそのドアを開けた子ども達。

さあ、切符を手にバスに乗り込んで、みんなでそのドアを開けてみよう。「行ってきま~す!!」

ワクワクドキドキ💕 バスに揺られて40分ほどで、いよいよ到着!

そのドアの向こうには、果てしなく拡がる 緑・緑・みどり。

到着後、切符を運転手さんに手渡してバスを降りるなり、「ここ、来たことあるよ!」

前回と全然違う景色に目をキラキラ輝かせている姿や、どきどきが抑えられなくて周りをキョロキョロしている姿😊

夢いっぱいの「どこでもドア」が開いた瞬間でした。

この季節ならではの草花が咲き誇り、また見渡す限りの新緑の木々が拡がっていて、色んな生き物に出会えそうな予感✨

「ほら、耳を澄ますと・・・鳥の鳴き声が聞こえるね。前来たときと全然違う景色だよね。この森の中で、自分がやってみたいことを思いっきり楽しもうね。」園長先生のお話に、深く頷く子ども達。これから出会う不思議を想像しているのか、みんなはちょっぴり緊張していたね。

さあ、みんなでこの一日を思いっきり楽しむぞ!オーッ!!

子ども達だけじゃなく、この日を楽しみにしていた先生達も、力強く拳を突き上げて「レッツゴー!」

森の小道の手前にさしかかると、さっそく、すごいものを発見😲

「カンアオイ」の葉の裏を園長先生がめくってみると・・・これ、何の幼虫か分かりますか??

真っ黒の幼虫。これは、絶滅危惧種の希少な生き物の幼虫。大きくなると美しい蝶に変身するんです。

・・・そう、『ギフチョウ』の幼虫でした。いきなりスタートで、すごいものに出会うことが出来た子どもたち。まだまだ、これからです😊

この時期は草木が生い茂り、お日様の光が葉っぱで遮られてしまっている場所も多い小径をみんなで進んでいきましたよ。

「暗いね」「なんだか怖いね」少し不安なお顔も見られましたが、「だいじょうぶ!みんながいるからね」

時々聞こえる鳥の声に耳を傾けながら、ゆっくりと進みます。

明るい日が差した場所に出ると、みんなのお顔は元気がみなぎってきましたよ。さあ、お楽しみはこれからだよ✊

今回は、いつもと違う場所へ。森の奥にある沼をめざして進みました。涼しい空気を感じながら。。。

あった!小さな沼がありました。園長先生が高いところを指さして「木の上を見てごらん。」そこで、子ども達や先生が目にした物は・・・

泡の塊が木の枝に重々しくぶら下がっていました!「これは、なんだろう??」「あ、あっちにも!」「この上にもあるよ」

園長先生が教えてくださいました。

「これはね、モリアオガエルって言うカエルのお母さんが卵を産み付けたんだよ。」「知ってる!!」と言う子も。

モリアオガエルは、卵から生まれた時に、ちゃんと水の中に赤ちゃんが落ちることが出来るように、水辺の上の木の枝に産卵するそうです😲う~ん、かしこい!!

生命の不思議との出会いを、みんなで分かち合うことが出来て本当に良かったなと思います。(私も図鑑や本でしか見たことがなかったので、本当に感激でした💦)

この沼にはアカハライモリも住んでいるそうですよ。一生懸命に沼の中を見つめる子ども達。とっておきの場所を探検できたね。

さて、このあとは、『薬木(やくぼく)のひろば』を目指してレッツゴー!!

みんなが大好きな広場に着くと、子ども達からは「は~疲れた」・・・確かに今回は坂道や岩場を探検してきたもんね!

まずは記念撮影★園長先生が今日はカメラマンです。みんなとびっきりの笑顔。見ているこちらもついつい笑顔になってしまうくらいステキな表情ですよね😊

そのあとは、おやつタイム。たくさん歩いて喉が渇いていたみんなは「おいしい~!!」とあっという間に飲みきったね。

さあ、みんなで何して遊ぼう??ここからは、それぞれの子ども達の様子をお楽しみくださいね😊

今回は『不思議探検』がメインだったので、広場での遊びはいつもより短かったけれど、子ども達は満足した表情で、帰路につきました。

この緑豊かな時期に、みんなで来ることが出来て本当によかったね。子ども達にとって、ドアの向こうには自然の不思議がたくさん待っていましたね。幼児期に、大自然の中でお友達と一緒に体験したことは、きっと心の奥底に残っていってくれることと信じています。

「ぼくのこと、みんなで調べてみてほしいケロ。もっと面白いことがわかるかもしれないよ😊」

(画像:毎日新聞のコラムより引用)

後半チームのふじ組・さくら組の様子もまた掲載しますのでお楽しみに!