わかばのかぜ~園長からのおたより~

七五三参り

2024.11.12

七五三のお参りに、年中さんがお寺に来てくれました。

子どもたちが献灯献花献香を担当し、仏様に蝋燭のあかりと、お花、お香の匂いをお供えしてくれました。

七五三とは、みんなが今日まで大きな病気や事故なく元気に成長できたことを喜び合う行事です。

そして、これからも病気や事故なく元気に成長出来ることを願い、みんなのことを見守ってくれている優しい仏様の前で手を合わせ、お参りしました。

 

私が好きなのは子どもたちの質問タイム。

七五三をテーマに、子どもたちの色んな疑問や考えが飛び交います。子どもたちの可能性に気づかされるハッとするような言葉が飛び出すことも。

「七五三に会えるかな?」

どういうことか聞いてみると、「しちごさん」という人の呼び名だと思ったそうです。確かに言われてみると、そう聞こえないこともなく。子どもの真っ白な気持ちに愛おしくなりました。
仏様の存在を子どもたちに伝えるとき、目に見えないけれど大切なものはあるんだよと幾つかの例を挙げて説明します。

例えばお日様の光。目には見えないけれど触れると温かいよね。そして、みんなが生きていくために吸っている空気。目には見えない空気だけど、確実にみんなの周りにあるよね。

そう話をしていると、「空気は難しい言葉で言うと、酸素ともいうんだよ!」そんな可愛らしくも驚かされる子どもたちの発言が大好きで、心の中が少しのぞいたような気持ちになります。
帰り際、「先生、七五三のお話ありがとう!」と一人の男の子が言いに来てくれました。「どうしてありがとうなの?」と問い返してみると、「先生一生懸命長い間話していたから疲れたでしょ!ありがとうね」嬉しい気持ちになりました。

 

七五三を迎え、大きく成長している子どもたちですが、まだまだとってもかわいい年中さんです。嬉しい七五三参りとなりました。