わかばのかぜ～園長からのおたより～

「先生、見て見て！」

そう言いながら大切そうに見せてくれたのは、小さな葉っぱでした。

「ハートの形をした葉っぱを見つけたんだ」        

私たちでは気づかず通り過ぎてしまいそうですが、確かにハートの形をしています。

時には綺麗な色の石だったり、園庭に敷いてあるグリーンマットの欠片だったり、空いた穴が顔のように見える落ち葉だったり。

私たちからすると、ただの石や落ち葉ですが、子どもたちの目には自分の想いが込められた宝物のように映ります。

ハートの形、星の形、顔の形…直感的に自分が感じたイメージを、自分の言葉で嬉しそうに伝えてくれる子どもたちの心を私たちが受け止めることは、子どもたちが幸せを実感できる大切な時間だと考えています。

子どもたちが届けてくれる石や木片や葉っぱのプレゼント、一生懸命探してくれたことを想うと、一つ一つが私たちにとっても宝物で、大切に飾ってあります。