わかばのかぜ~園長からのおたより~

ともだち

2023.01.25

幼稚園という集団生活の中において、友達の存在が子どもたちの心の支えになっています。友達に会いたいから幼稚園に行く!という子もいます。

時には喧嘩もするけれど、自分の想いをぶつけられるのも友達だからこそです。

子ども同士トラブルになった時、お互いの話を聞きながら「ごめんね」と謝る事を促し、丸く収めようとしてしまいますが、大切な事はその場で解決することではなく、お互いの気持ちを受け入れて子ども同士が納得して前に進むことだと思っています。

そういったことも、子どもたち同士でトラブルを解決して絆を深めていっている姿を目の当たりにして、子どもたちから学ばせていただきました。

 

幼稚園では、「友達大好き!」が溢れています。

卒園まで二カ月を切り、一緒に生活出来るのも後僅か。いつも肩を組んで歩くほど、仲が深まっている年長さんです。

年中のお姉ちゃんが大好きで、いつも後ろをついて回っている年少さん。

お姉さんに憧れる年少さんと、自分より小さな子を思いやる年中さんのように、異年齢の友情は、子どもたちの優しい心を育んでいます。

虫が大好きな年少の男の子二人組。お外遊びが始まると、虫かご片手に植木鉢の下を覗いたり、りんごの木の下の落ち葉をかき分けたり…

寒い冬は虫も休眠状態で姿を見せてくれませんが、目を輝かせて虫探しをしています。

同じ趣味を共有できるお友達の存在のおかげで、興味関心がより膨らみ、好きな事にますます没頭しています。

3学期が始まってから友達との関わりがより深まり、どの子も一回り大きくなっています。