わかばのかぜ~園長からのおたより~

御礼

2022.12.26

今日をもちまして、2022年の幼稚園を終えました。コロナをはじめ、不安定な社会情勢を背景に過ごした日々でしたが、幼稚園では子どもたちの笑顔や頑張る姿、成長していく姿に元気をもらい、心に残る思い出がたくさん出来た1年となりました。

また、子どもたちの姿から多くのことを学ばせてもらった1年でした。

小さな発見に目を輝かせて一喜一憂する子どもたちと一緒に、私も時間を忘れて夢中になって遊び、童心に戻ったような思い出がたくさん出来ました。

目の前のことに全力で取り組む子どもたちの姿から、自分も頑張らないと!と、喝をもらったこともありました。

何気ない疑問に興味をもち、どんどん活動を発展させていく姿から、興味が意欲に繋がりのめりこんでいく子どもならではの素晴らしい姿だなといつも感心させられました。

そして、どの子どもたちもお友達や先生を気遣う優しい心を持っていて、優しい心に触れた時、心を洗われるような気持ちになりました。

 

子どもの発見者といわれた思想家ルソーが「子どもは小さな大人ではない。子どもは子どもである。子どもは大人とは違う存在で、子ども独自の世界観を持っている。」と示されましたが、「子どもらしい」ことの素晴らしさを幼稚園の子どもたちの姿から日々実感しています。

子どもたちの自主性を重んじ、子どもらしさを尊重し、経験を通して自信を積み重ね、心を育んでいくことを願っています。

 

これからも、子どもならではの気づきや発想に耳を傾け、子どもの世界観を楽しみながら見守っていきたいと思います。

 

最後に先週出会った可愛い子どもたちの姿を紹介します。

突き刺さるような寒さの冬の朝、子どもたちは元気いっぱいで袖をまくって雲梯に挑戦していました。寒くないの?と尋ねると、動けばすぐ温かくなるから動きまくる!」だそうです。

ちゅうりっぷ組に入園したばかりの弟が心配で、年中のお姉ちゃんが部屋の外から心配そうに見守っています。

お姉ちゃんの姿を発見した弟の嬉しそうな表情がたまりません。

 

保護者の皆様には、今年1年本当にお世話になりました。

幼稚園活動にご理解ご協力して頂き、皆様の想いが私たちの支えとなり、無事1年を終えることが出来ました。

変わらず2023年も宜しくお願い致します。

良いお年をお迎えください。

 

こころのきにてご案内しましたが、12月31日13時~15時に順勝寺で除夜の鐘を撞きます。お時間がありましたら、是非ご家族で鐘を撞きにいらしてください。