お友達の存在
2022.11.04
ハロウィンで心温まる場面に出会いました。
1人ずつお部屋のドアをノックし、「トリックオアトリート」の合言葉を伝えてお菓子を受け取る本場の習慣に挑戦した年少さん。
怖いお化けが出てくる…と想像したのか、1人の女の子が目に涙を浮かべていました。
すると、隣にいたお友達が手をぎゅっと握り、大丈夫だよ、怖くないよと温もりと共に思いやる言葉を掛けてくれました。
お友達の存在で安心したのか、勇気を出して涙を拭い「トリックオアトリート」と言うことが出来ました。
幼稚園にいる間に、寂しくなったり、悲しくなったり、泣いてしまうことがあるかもしれません。
でもそんな時、周りにはお友達がいます。お友達の存在が、子どもたちの心を支え、助け合い、共に成長し合っていきます。
お友達って素敵だな~と感じました。
私たちは子どもたちの心に寄り添って保育することを大切にしています。
「寄り添う」って具体的にどういうことなんだろう?と考えてみると…
寂しい時には、「寂しかったんだね、傍にいるからね」と手を握ったり、抱きしめたりして、寂しい気持ちを分かち合い、想いを共感する。
嬉しい時には、自分のことのように一緒になって喜び、一緒になって楽しむ。
子どもたちの喜怒哀楽、様々な想いを半分ずつ分け合って、子どもたちの「今」に共感すること、そうすることが思いやることでもあり、心に寄り添うことだと考えています。
言葉で自分の気持ちを表現できる子もいれば、表情や仕草で伝える子もいます。中には表現することが苦手で、気持ちをぐっと自分の心にしまい込んでしまう子もいます。
そんな気持ちに気付き、「だいじょうぶだよ」と言ってあげられるように、子どもたちの心に寄り添って日々過ごしていきます。
子どもたちの姿から私たち職員も多くの事を学んでいます。