落ち葉の下の世界
2022.10.05
落葉したサクラの葉が、落ち葉となってふとんのように積み重なっています。
落ち葉の中を覗いてみると、小さな虫の世界が広がっています。
コガネムシの幼虫を筆頭に、ミミズ、ハサミムシ、ミミズにヤスデ、ダンゴムシにオサムシ…他にも数えきれないほどの種類の生き物に出会うことが出来ます。運が良い時は、ヤモリやカエル、コウロギも姿をみせてくれます。
今日はワラジムシを子どもたちと捕まえました。
「ワラジムシって知ってる?」と問いかけると「かたまらないダンゴムシでしょ!」
分かりやすく、的確な表現で答えてくれました。
子どもは一つのことに興味を抱くと、「もっとやってみたい!」「こうしたらどうなるんだろう?」と、疑問を持ち、試してみたり、観察したり…試行錯誤を重ねて、好奇心を深めていきます。
落ち葉の下で見つけたコガネムシの幼虫とオサムシを、ブロックの上で競争させて、その様子をじっと見ながら小さな生き物との関わりを楽しんでいる姿がありました。
幼稚園の片隅では、年少さんのあかりちゃんが小さなジョウロに水を入れ、手洗い場の水道と花壇を何往復もして全てのお花に水をあげていました。
お花を想う健気な姿と、彼女なりの使命感がとても愛おしかったです。
幼稚園生活の中で、こういった子どもたちの心が動く場面をたくさん作ってあげたいなと感じました。