わかばのかぜ~園長からのおたより~

ラダー遊び

2021.11.18

お外遊びは、子どもたちにとって大好きな時間です。
お外で子ども同士駆け回って遊びながら、時にはお友達との喧嘩を通して相手の気持ちを受け入れたり、思いやる気持ちであったり、コミュニケーション能力を習得していきます。
ルールを守る大切さを遊びの中で学び、社会性を育み、強く優しい心を育てるためにとても大切な時間であり、体力の向上にも繋がります。
子どもたちにとってお外で遊ぶことは、心や体の発達に欠かせないものです。

そんなお外遊びの環境に、ラダーとミニハードルが仲間入りしました。
遊び方は簡単で、地面に設置したラダーをジャンプしていきます。両足で飛ぶだけでなく、横向きで飛んだり、後ろ向きで飛んだり、片足で跳んだり、ケンケンパーをしたり、ルールを決めて、飽きないように楽しみながら遊んでいます。
一緒にラダーで遊んでいると、「私を見て!」「僕出来るんだよ!」と、子どもたちは自身の成長を誇らしげに、色々な跳び方を披露してくれます。
新しい跳び方が出来るようになることは、子どもたちにとって嬉しい成長の証です。

運動能力の向上に関わる神経系の能力は、3~6歳頃が最も成長する伸び盛りの時期と言われています。なので、この時期においての運動経験がとても重要で、遊びを通して様々な動きを経験し、身体の感覚を養っていきます。幼稚園では「遊育タイム」と称して、保育の中に、多様な動きを経験できる内容を意識して取り組んでいます。経験の一つとして考えていますので、やらされていると負担にならないよう、遊びを交えて楽しんで取り組めることを大切にしています。
今回取り入れたラダーなど日常的な遊びや活動から色々な動作を経験し、身体を使って遊ぶことが好きになって欲しい、そして自ら身体を進んで動かしたいという意欲を育んでいけたらと思っています。

子どもたちが心身ともに健やかに育つことが、私たちの一番の願いです。