わかばのかぜ~園長からのおたより~

学園研修会

2021.11.03

先週の土曜日、杉山学園研修会を行いました。
研修会の内容はというと、保育現場に立つ先生が、自身の保育を振り返り記録している実践事例を、講師にご講評して頂くというもので、次の保育に生かせるよう学んでいく自己研鑽の研修会であり、毎年行っています。
ご講師には、宮島康広先生(聖徳学園岐阜教育大学附属中学校長)にお越し頂きました。

子どもたちに注意する際、気を付けなければならない事について。
「やった行為についてはダメだよ。でもやりたかった事、気持ち分かるよ。」と、ただ注意するだけでなく、第一に子どもの気持ちをそのままに受け止める事が大切で、そうすることにより叱られながらも、教師に見守られている安心感の中で前向きに取り組める。そんなお話を聞かせて頂きました。
同じ対応が全ての子どもに当てはまるわけでなく、子どもの性格や状況によって、適切な対応や言葉かけは変わってきます。時には子どもに掛けた言葉を後から悔やむこともあるかもしれない。ですが、一つ一つの経験を糧にして、子どもたちの気持ちを学びながら、子どもたちにとってより良い保育者になって欲しいと願っています。年に数回行う学園研修会が、明日の保育に生かせる研鑽の場となるよう、これからも職員一同学ぶ姿勢を大切にしていきます。

宮島先生は、ご講演の締めくくりにご自身の経験談を交えて「幼児期に大切にされた記憶は、長い人生において心を支える土台となる」と、話されました。その言葉がとても心に残っていて、私たちがたくさんの愛情を注ぐことで、子どもたちの未来に少しでも良い影響を与えられるような若葉第三幼稚園でありたいと強く思いました。

今週から11月となり、今年も残すところ後2か月です。子どもたちとの毎日を大切に過ごしていきたいと思います。