わかばのかぜ~園長からのおたより~

夜空に想いを馳せて

2021.07.12

天の川を挟んで離れ離れとなった織姫様と彦星様が、一年に一度会うことが出来る七夕を、「スターフェスティバル」と称して行いました、
日本の伝統行事の由来を知り、身近に感じる機会になればという想いを込めて、それぞれのクラスでゲームや制作を楽しみました。



私にとって七夕の思い出は、毎年願いを込めた短冊を飾り、天の川が見たいとワクワクしながら空を眺めていましたが…残念ながら、天の川を見ることが出来た記憶はありません。それでも年に一度の大切な行事として心に残っています。
大きくなるにつれて、いつしか七夕の日に空を見上げる事もなくなってしまいました。

日本の伝統行事を大切にすることで、生活が豊かに彩られます。また、私たち大人にとっては、自分の子ども時代を思い起こしているようでもあります。小さい頃の記憶が呼び戻り、子どもの頃の自分と今を生きる子どもたちの命の繋がりを感じます。

大人になり、七夕の日に再び天の川を求めて夜空を眺めるようになったのは、子どもたちと七夕のお祭りをするようになったからです。
子どもたちと日本の伝統行事に親しむ機会を、これからも大切にしていきたいです。

「みんなの願いが届きますように。」