幼稚園からのお知らせ

第1回ふしぎ★はっけんタイム(年長組)

2021.05.16

14日(金)、年長組の子ども達は、3階ホールで『第1回 ふしぎ★はっけんタイム』を行いました。今回のふしぎ★はっけんタイムは2つの内容でしたよ♪

さあ、どんなひとときだったのかな?

★若葉第一幼稚園からのメッセージ画像をみたよ★

一つ目は、第1幼稚園から届いた手作りの楽しい映像の紹介です。わかば幼稚園は第1・2・3と3園が姉妹園になっています。昨年は第2幼稚園に遊びに行って園庭の楽しさに夢中になったみんなでしたが、今年は第1幼稚園との交流会がコロナで延期となってしまい、代わりに今回の映像が「はじめまして」となりました。

『いっしょだね!』がいっぱいの、第1幼稚園と第3幼稚園。通園バス、みんなの制服、お給食のメニュー・・・み~んな、『いっしょだね!』

「あっ!クリス先生だ。」ハロークリスでお馴染みのクリス先生も『いっしょだね』とわかって、みんなはなんだか嬉しそう。

そして、第1幼稚園の杉山令憲園長先生と、第3幼稚園の令耕園長先生は『おやこだよ』!これには、子ども達もびっくり😲ふしぎそうな顔で、園長先生を見つめていましたよ。

第3幼稚園とはまたちがう、たのしそうな遊具や遊び場がいっぱいの第1幼稚園。「いつかコロナが収まったら、遊びに行けるといいね。」

さあ、次はいよいよ、園長先生が、いきもの博士に変身!どんなお話しが聞けるのかな?今朝のエピソードから、お話に入りましょう。

★『アゲハチョウ』が生まれるまでのお話★

今朝、園長先生が子ども達に持って来て下さったミカンの若い葉。そこには、小さな小さな黄色い卵がくっついていました。「ここに卵があったよ!」と間近でアゲハチョウの卵を見て確認してきた子ども達。

「ちっさいね・・・」「こんなに小さいの?」と、卵の小ささに驚いて見つめる子ども達。「いつ、生まれるのかな?」「卵の中でどうなっているんだろう?」と、子ども達の心は、あふれんばかりの『ふしぎ』でいっぱいに。

「これが本当にちょうちょになるの?」「なんか、中が黒っぽいよ。」とよ~く目を凝らしてみていたね。

さあ、いきもの博士のお話をホールに聞きに行こう!みんなは、どんな発見をするのかな😊

ホールでは、園長先生がいろいろな質問を子ども達に投げかけました。「どうしてミカンの葉っぱに卵を産むのかな?」

「幼虫が食べるご飯が、ミカンの葉っぱだからだよ。もし、まちがえてキャベツの葉っぱに卵を産んじゃったらどうなるんだろう?」一つ一つのふしぎをじっくりと考えるみんな。

「ちょうちょの足の先っぽにフセツって言う部分があって、そこはみんなの舌と同じ役割をしているんだよ。フセツで葉っぱを触ると、『あ、これはミカンの葉っぱだな』って味が分かるんだって。」

そして、大きなスクリーンに卵がうつり、中から幼虫が出てくると「この幼虫が最初に食べるのは何だと思う?・・・そう、自分の卵の殻を食べるんだよ。」子ども達は、びっくりして食い入るように映像を見つめていましたよ。

「幼虫の身体の色が、茶色や白色で、鳥のうんちみたいな色をしているのは、鳥に食べられないように身を守るためなんだよ。」と聞いた子ども達は「かくれんぼの天才だね!」

「みんなも大きくなると服がきつくなって着れなくなっちゃうよね。幼虫も身体の皮が窮屈になってきたときに、新しい皮が出来てくるので脱皮をしてその度に大きくなっていくんだよ。だいたい5回くらい脱皮をするんだよ。」園長先生のお話に真剣に耳を傾けながら、小さな心のふしぎが、少しずつ発見に変わっていく様子が伝わってきました。

やがて、口から糸を吐きながらさなぎになっていく様子が映し出されました。

「幼虫とちょうちょは形が全然違うよね。このさなぎの中で幼虫はどろどろの水のような液体になって、それからちょうちょに変身していくんだよ。」

「ちょうちょの身体が出来てくると少しずつ黒くなって、だいたい10日ほど、さなぎの中で準備をして、そして、ちょうちょになって出てくるんだよ。」

そして、さなぎの皮を脱いで、美しいアゲハチョがでてくると、子ども達からは「すごいね・・・」と小さな溜息のような声が漏れました。

「大変な思いをしてやっと出てきたアゲハチョウは、一体どれだけ生きるのかな?」

・・・首を傾げている子ども達に「みんなは80年、90年生きられるよね。でも、アゲハチョウは、たった2週間しか生きられないんだよ。」

園長先生は、最後に「命って大事だね。生きることはすごいことなんだね。」「みんなも、どんなことでもいいから『なんでかな?どうしてかな?』とふしぎに思うことを大事にしてね。」と子ども達に優しく語りかけ、お話が終わりました。

その後、教務課前の『アニマルランド』を、早速見にいった子ども達。

「先生、さなぎがいるよ!」「まだ小さい青虫がいるよ」「おおきな幼虫もいるね。もうすぐさなぎになるのかな?」

園長先生の教えて下さったお話を思い出しながら、かごの中の幼虫に、目が釘付けの子ども達🐛

みんなで、いつかチョウチョに変身するまで、大切に育てていこうね♪