こころの通い合い
5月11日(月)、緑でいっぱいの園庭を爽やかな風が通り過ぎる、気持ちの良い一日でしたね。
園庭は今日も活気で満ちあふれていましたよ。
こちらは運転手の川村さんが種を植えてくれたクローバーたち。
ぐんぐん伸びて もりもり育って、虫さん達にとっては『ミニジャングル』・・・?

そんな今日、運転手の長屋さんが伸びすぎた藤棚の蔓や葉を、切り揃えてくれました。
砂場の周りにたっぷり落ちている、藤の葉っぱたち。
それは子ども達にとって、思いがけないプレゼント。蔓や枝を手にもって走っている姿や、砂場遊びに取り入れている姿もありました。

年次問わず、みんなで作った大きなお山に藤の枝をさして遊ぶ姿もありましたよ。

こうした心の通い合いは、一日のうちに色んな場面で出会えます。
【アゲハチョウが飛べますように・・・】
放課後のことです。
年長組さんが、生まれたばかりのアゲハチョウを生き物コーナーで発見して、「先生、たすけてあげて」と教えてくれました。
まだ自分の力で飛ぶことが出来ず、何度も羽ばたいては落ちるチョウチョの姿をみて、
子ども達からは「かわいそうや」「どうする?」「上の方がいいんやない?」「葉っぱに乗せたった方が飛ぶかも」と色んな意見が。
そのうち「リンゴの葉っぱがいいよ」というので、みんなでチョウチョを連れていきましたよ。

そっと葉っぱにのせると、チョウは葉にしがみついていました。が、そのうちに自分の力でひらひら~っと飛んで、お隣の枇杷(びわ)の葉っぱに止まりました。
「飛んだ飛んだ!!」「飛べたね!」子ども達は、今度は枇杷の葉っぱに熱い視線を向けていました。
アゲハチョウは、さっきよりもしっかりと羽を広げています。


すると、年少組~年長組の子ども達が一緒になって
「がんばれ、がんばれ~!」と応援コールが始まりましたよ😊
チョウチョは、子ども達の応援が嬉しかったのか、みんながお部屋に戻ってからも、枇杷の葉にじ~っとくっついて羽ばたく練習をしていましたよ。
【さくらの実を植えたよ】
先日ご紹介した、桜の木の周りに落ちていた実。
この実を拾った子から「これ、植えて育てたい!!」とのご要望がありました😲
さっそくこちらの花壇の中に穴を掘ることに。

子ども達は、実を植えると「お水をあげないといかんよ」「ぼく水持ってくる!」と言って・・・

お水をたっぷりあげてみました。すると、土が流れてしまい、さくらの実がお顔を出してしまいます。
「あ、また出て来ちゃった」土をかぶせてはお水をやり、何度も繰り返すと、やっと実がお顔を出さなくなりました。
どこに植えたか忘れないように木の枝をさして、明日みんなで「看板をつくろうね」と約束しました。

【ベランダでは・・・】
園庭だけでなく、ベランダでは子ども達が協力して、こんな風にすごいお家をつくっていましたよ!

一緒に作る子ども達の輪がどんどん広がり、さらに改造していきます。
私たちはただただ、子ども達の創造力に驚き、見守るだけ。。。

やっと完成!!
・・・かと思いきや、また改造が加わって、終わりなく形が変わっていくのです。
みんなが住んでみたいお家がどんどん形になっていくのは、見ている私たちもワクワクしてきます。
「夢のお家やね~」と言うと、「ここは〇〇君がつくったよ」「ここは△△ちゃんが考えたんだよ」「すごいでしょ、かっこいいでしょ!」とみんなで協力して作ったお家を見ながら、得意げな笑顔を見せてくれました。

放課後もベランダは大賑わいです。
いつの間にこんなに高く積み上げたのかな!?またまたびっくり。

こんな風に、自分の興味があること・やりたい遊びを通して自然に仲間ができ、心が通い合っている姿をたくさん見かけます。
年上の子ども達は、自分より小さい子の言動を優しく見守っている姿がぐんと増えました。「こうやってやるんだよ」と教えていたり、一緒に作る仲間に入れてあげたり。
この『優しい気持ち』は、なによりも美しく尊いものだと思っています。そして、外には表わさなくても、どの子も必ず持ち合わせていて、ふとした時に垣間見せてくれます。
心の通い合いは、先生と子ども達との間でも、日々深まっています。
【先生に見てほしくて・・・】
先生に見せたくて、お水の入った重た~い桶を「よいしょ、よいしょ。」と、びちゃびちゃになりながら持っていく年少組さん。先生は嬉しそうに「いっぱい汲んできたね😊先生も一緒にお手伝いするね。」

【二人のすてきな歌声】
まだまだちょっぴりママが恋しくて、毎日泣いてしまう年少組さん。
そんな彼女が「せんせい、パステルってうたえる?」と聞いてきたそうです。「知らないなぁ、どんな曲?」といたら最初から最後まで歌ってくれたそうです。それを聴いて、まさかZARD(私世代に大人気でした。皆さんご存じですか?)の歌『負けないで』だとは思わなかった、と言っていました。
「世代を超えて、一緒に歌が歌えるなんてすごいですよね」と担任の先生。
二人で一緒にデュエットを聴かせてくれましたが、とっても優しい歌声で、本当に朝泣いていた〇〇ちゃん?と思うほど素敵でしたよ。
もしかしたら、お母さんが車の中でいつも聴いている曲なのかな・・・。
担任の先生とその子の、ぴったり合った歌声にすご~く感動しました😊

その後の、担任の先生の言葉が心に残っています。
「寂しくて、泣いている時間もありますが、笑顔で過ごせる時間も増えてきているので、心から安心できる場所を作っていきたいですね。」
心から安心できる場所。
全ての子ども達にとって、そんな幼稚園でありたいと思います😊

