花祭り(灌仏会)
6月20日(金)、幼稚園での花祭りを行いました。
花まつりとは、お釈迦様のお誕生日をお祝いする仏教行事です。毎年行う行事なので、年長組の子ども達は、昨年の花まつりで園長先生から聞いたことをよく覚えていましたよ。
『お釈迦様・インドという国、あま~い雨、そして白い象やドラゴン』などが出てくる園長先生のお話は、子ども達にとって、何度聞いても魅力的なドキドキワクワクするお話なのでしょう。
園長先生の目をまっすぐに見て、しっかりと耳を傾け、問いかけにすぐに反応する姿からは、ひとつ大きくなった心の成長を改めて感じました。

さて、幼稚園での花祭りは仏教行事でありながら、子ども達の心に大切な想いを伝える機会でもあります。

(画像:お話を聞くときの座り方 私達の幼稚園では、同じ姿勢で身体に負担がかかる「体育座り」を廃止し、自分の座りやすい姿勢でお話を聞くように子ども達に伝えています。)
【「天上天下唯我独尊」のお話】~お釈迦様が誕生した際、片手で天を指し、もう片方の手で地を指しながら歩いた時に言ったと伝えられる言葉をもとに~

園長先生は、お釈迦さま誕生のエピソードを話されたあとに、必ずこの言葉について、心を込めて子ども達に伝えられます。
「お釈迦様はね、このポーズをすることによって
『みんなはそれぞれ世界にたった一人の大切な命で、大切な存在なんだよ。だから、みんなは自分のことを大好きになって、自分のことを大切にしてね』
と教えてくれたんだよ。」
それを聞いた子ども達は、園長先生と一緒にそのポーズをしてみました。どの子も真剣な表情です。園長先生の言葉が心に届いたのだと感じました。

お話が終わると、花御堂の中心に立っておられるお釈迦様の仏像に、甘茶をかけて手を合わせてお祝いする灌仏を行いました。

年長組だけでなく、年少組や年中組の子ども達も一人ずつ自分の手で柄杓を持ち、丁寧に甘茶をかける姿は真剣そのものです。
園長先生のお話が心に届いたあとの、灌仏会。
小さなお手々で、ゆっくりと心を込めて仏像に甘茶をかけている姿をみていると、「今この瞬間、みんなの小さな心の中には、お釈迦様の優しい笑顔が浮かんでいるのかな・・・」と感じます。
子ども達の生まれ持った愛情や優しさが、しみじみ伝わってくるひとときでした。

さて、園庭では年長組さんが、みんなで力を合わせて大きな白い象を引いて華やかにパレードしました。
年中組やいちご組さんも、パレードを夢中で見守っていましたよ。


立派な白い象を間近で見た子ども達は、胸をときめかせながら、「大きいねぇ」「生きてるみたい」「かっこいいね!」と、金色の牙をさわってみたり、白い身体をそっと撫でてみたり。
自然と笑顔がこぼれます。


白い象の、とても穏やかな目をみていると、私達教員の合言葉「みんなちがってみんないい」という金子みすゞさんの言葉が胸をよぎります。
「みんなちがって みんないいんだよ。そのまんまのあなたが、一番尊いのだよ。」
幼稚園で一緒に生きている子ども達全員が、私たちにとってかけがえのない存在です。
いつかこの言葉の意味を実感してくれたら・・・と祈りながら、
また心の隅っこでいいから、この合言葉を忘れずこれからも生きていってほしいと願いながら、
今年の花祭りの幕が閉じました。
※ご縁あって、岐阜のケーブルテレビ会社CCNさんが、年長組の灌仏会とパレードの様子を取材されました。6月24日(火)にCCNチャンネルの「エリアトピックス」にて放送されます。25日以降にはYouTubeでもご覧頂けるそうです。
詳しくは、23日に、幼稚園のメールにてお知らせしますのでお楽しみに!

