命を感じる『こころの日』(年長組・年中組)
6月14日(金)には、園長先生が子ども達にお話を届ける第1回「こころの日」を行いました。
今、子ども達が一番夢中になっているのが「虫探し」。
朝からお帰りまで、虫のことが頭から離れず夢中になっている子もいれば、ちょっと怖いなぁ、あんまり触りたくないな・・・という子も😊好きな子も苦手な子も、いろいろです。
そんな子ども達に、虫博士になった園長先生は
「今日は、幼稚園でもみんなで育てているアゲハチョウの一生をみながら、生きるためにこんな工夫をしてるんだよ、というお話をするね。」
子ども達は興味津々です。
卵から幼虫が産まれた場面から、お話が始まりました。
子ども達が特にびっくりして聞いていたのが、
『幼虫と、鳥のうんち・・・一体どっちだろう?』のお話です。
下の画像の、青い矢印➡と赤い矢印➡の物体・・・皆さんは、どちらが幼虫か、わかりますか?
なんと!!
青い矢印が幼虫で、赤い矢印が鳥のフンなんですって。
こんなにそっくりだと、鳥さんに見つかっても「自分のフンだ」と勘違いして、きっと通り過ぎちゃいますね💦
お話の中で、子ども達から「かわいそう・・・」という声が聞こえてきたのは、
「アゲハチョウはうまれた時に、羽を乾かして飛ぶ準備をするんだけれど、羽が拡がらなくて飛べずに死んでしまうチョウチョもいるんだよ。」
というお話を聞いた時です。
また、チョウチョにはなれなかった2年前のサナギを、実際にみせてもらい、
「幼虫から一生懸命サナギになって、サナギからいよいよチョウチョになる準備をしていたのに、なれなかった子もいるんだよ。」
と聞くと、悲しい声で口々に「え~・・・かわいそう」「かわいそうやね。」
だからこそ、無事に生まれてきたアゲハチョウがお空に飛ぶ時には、「がんばれ~!!」って応援してあげたいよね。
<いつもアゲハチョウがうまれると、誰からともなく「早くお空に飛ばしてあげようよ」という声があがります>
がんばれ~!!
園長先生のお話をきいた子ども達からは
「虫や生き物は、一生懸命に生きているんだね」
「大事に守ってあげる!」
こんな声も聞こえてきました。優しい気持ちが、ホール全体に広がり、とても大切な時間をみんなですごすことができました。
年少組さんは、来年一つ大きくなったら「心の日」が始まります。その時に、またこのお話を聞こうね。
🍃🍃🍃園庭の木のお話🍃🍃🍃
続いて、今度は木の博士が登場です。
中井しゅり先生は、色々な木のことを詳しく知っています。
今回は、園庭の木についてお話してくれました。
みんなで木の名前を読み合いながら、お話を聞きました。
「やまももは、フルーツの桃の木とはちょっと違うよ。実は食べることができて、すっぱいから、ジャムにして食べるとおいしいよ」
「けやきは、20メートルから25メートルのとっても大きな木になるよ。昔はお城を作る時に使っていました。今は、机やイスを作る時に使うことが多い木です。」
幼稚園には、さまざまな自然がたくさんあります。
みんなで色々な命を育てながら、収穫の喜びを感じたり、生き物との出会いを楽しんでいきたいと思います。
そんな環境の中で、みんなの心も育ち合っていけるように…と願っています。