1年生の皆さんありがとう(年長組)
三里小学校から、お電話を頂いた11月のある日。
「1年生の子ども達が秋のおもちゃを作りましたので、若葉第三幼稚園や三里こども園のお子さんと是非一緒に遊びたいのですが、ご都合いかがですか?」
もうすぐ就学を控えている年長の子ども達にとって、願ってもない嬉しいお誘いでした😊
その後、子ども達に小学校に行くことを伝えると、
「(就学時健診で)小学校に前に行ったから、楽しみ~!」
「早く行きたい!」「ぼくが行く予定の小学校が良かったな」「前、年長にいた〇〇ちゃんいるかな?」
今月の月刊絵本でも、『小学校の授業や教室』特集を読んだばかりの子ども達は、
「音楽室ってあるかな?」
「体育館って広いよね」と、興味津々。
さて当日6日。バスに乗り込み、みんなでこんな約束をしました😊
『先生やお友達に会ったら、ご挨拶をしようね』
『授業をしているから、廊下は静かに歩くよ』
『お兄さんたちのお話をよく聞いて、楽しく遊ぼう!』
三里小学校に到着すると、赤白帽子を被って運動場で授業をしている生徒を発見!
「あれは絶対体育の授業だね!」「大きいから3年生かなぁ?」
扉の先には、学年主任の野々村先生がにこにこしながら子ども達を待っていて下さり、「おはようございます!」と元気な声で迎えてくださいました。
先生の優しい声にホッとした子ども達も、元気なご挨拶をしながら校内に入りましたよ😊
さて、廊下や階段をシーっとしながら体育館に向かいました。ワクワクしている気持ちが伝わってきましたよ。
さあ、着いたら早速おもちゃ屋さん巡りです。
1年生のお兄さんお姉さんが作った、各コーナーのタイトル。
それぞれにお子さん方の気持ちが込められていて、さすがだなぁと感心してしまいます。
幼稚園の子どもたちが来るのを楽しみにしててくれたんだなぁ・・・小学生の皆さんの温かな気持ちが伝わってきます。
秋のおもちゃも工夫が凝らしてあり、思わず全部写真を撮ってしまいました💦
各コーナーのお兄さんやお姉さんたちが、子ども達を待っていてくれます。
「やってみる?」「これで遊んでみる?」「楽器もあるよ!」
そんな優しい声をかけてくれるんだ!すごいなと、ふと小学生の子の顔を見てみると、
「わぁ、〇〇ちゃんやん!」
「先生、久しぶり!!」
優しい声をかけてくれた子が、わかばの卒園生と分かってなお嬉しくなりました。(三里小学校には若葉第三幼稚園の卒園生が沢山通っており、全体の6割ほどを占めています)
みんな、成長したね~~~😢
さて、年長組さんは、というと・・・
初めは声をかける勇気が出なくて、もじもじ。
でも先生たちから「言ってごらん😊」と声をかけてもらい、勇気を出して
「これ、やってみたいです!」
「これは何ですか?」
すると小学生のみんなが、
「あのね、これはすごろくだよ。スタートはこの場所から出来るからね。」
小さな子ども達に分かるよう丁寧に伝えようとしてくれるその言葉や気持ちに、見ている私たちも心がぽかぽか温かくなりました。
どのコーナーにも、遊び終わると『ドングリや葉っぱのプレゼント』が準備されていて、
先週美術館の庭に行って以来、どんぐりブームのみんなにとっては嬉しい嬉しいプレゼント。よくみると、そのどんぐりたちにはお顔が書いてあり・・・
「めちゃ大きいどんぐりがあった!」
「くじ引きで外れたけど、房付きのすごいやつもらえたよ」
あんまり可愛すぎて、思わず私もいくつかドングリをもらっちゃいました🌰
どんぐり相撲も大人気でしたよ!
「お兄さんに勝った~!!」一緒に遊んでくれたみなさん、本当にありがとうございます。
楽しい楽しいひとときを過ごせた子ども達。それは、1年生の皆さんの優しい思いやりのおかげです。
どこに行こうか迷っている年長さんの肩にそっと手を置いて、
「あっちのコーナー見てこよう、面白いよ」
「どこに行きたい?一緒にいこう」
1年生になったみんなの姿は、もう立派な小学生そのものでした。
こんな風に小学校で、卒園生が成長した姿を目にすることができた機会を頂けたことが本当にありがたく、心から感謝の気持ちでいっぱいになりました。
楽しい時間はあっという間におわり・・・
最後は、子ども達が心を込めて作った手作りのプレゼントをお礼に渡して、「ありがとうございました!」とご挨拶をして、園に戻りました。
小学校は、とっても楽しくてとっても素敵なお兄さんお姉さんが待っていてくれる場所なんだ。とみんなが感じたに違いありません。
それくらい、どの子も楽しいひとときを過ごすことが出来ていたようにおもいます。
さて、幼稚園についてから子ども達の感想は・・・
💗優しく迷路を教えてくれたから楽しかった!
💗家に帰ったらマラカスみたいなやつが作りたいな。
💗けん玉で全然入らなかったけど教えてくれたんだよ。そしたら、すぐに玉が入って『すごい!』って言ってくれたの。
💗小学校に行ったら私もやるのかな~、やりたいな!
卒園児のゆずはちゃんの作ったボーリングのおもちゃには、『がんばってね~』『応援しているよ!』のメッセージが書いてあって優しい気持ちがおもちゃに溢れていました。
「やってもいいよ!」
「もう一回やってごらん!次は出来ると思うよ。」
前向きな言葉をかけてくれたお兄さんお姉さんの言葉は、子ども達に勇気や小学校への期待する気持ちを高めてくれたように思います。
「ああ、小学校ってこんなに楽しい場所なんだ!!」
私たちが言葉でいうよりも、今回の経験そのものが、子ども達にとって希望になったように思います。
秋を満喫でき、本当にとっておきのひとときを過ごすことが出来ました。
三里小学校1年生のみなさん、先生方、本当にありがとうございました。