幼稚園からのお知らせ

アニマルランドと子どもたち

2023.06.09

6月になり、アニマルランドの生き物も元気いっぱいに成長しています。

この時期は何といっても、アゲハチョウの生態を間近で見ることができる貴重な季節です。

遊びに来ては指の上に幼虫をのせて愛情深く見つめている子もたくさんいます😊

「見てみて!さなぎになってる」・・・窓の木枠まで歩いていってさなぎに変身していく幼虫たち。そして、数日後・・・

生まれたばかりのキアゲハを見つけてくれたAくん。

キアゲハは、最初に見つけてくれたA君になついてしまったのか、肩に止まったままじっとしていましたよ羽を広げるとこんなに美しいちょうちょなのですね✨

みんなが寄ってきました。すると、「みんなが触ると粉が落ちて、弱ってしまうから、早くお空に逃がしてあげよう」と話してくれたA君。

子ども達も賛成~!と言ってくれて、園庭に出かけていきました。

さっそく、チョウチョが乗ったA君の手をお空に差し伸べると・・・

「あっ、飛んだ飛んだ!!」でもすぐに落下してしまいました。

何度も飛び立ちながら、地面におちてしまうチョウチョを心配そうに見つめていた子ども達の表情からは、心の優しさがじわじわ伝わってきて温かい気持ちになりました😊

「まだ生まれたばかりだから、羽が伸びていないんじゃない?」「木にとまらせてあげようよ」虫に精通している虫はかせ達が口々に教えてくれました。

そこで、リンゴの木にとまらせてあげることに。キアゲハは安心して飛び立っていったのでしょう。午後にはその姿はありませんでした。

さて、アニマルランドには今、こんな素敵な白いあじさいが咲き誇っています。

Hちゃんのお家の方が「いっぱい咲いてるから、幼稚園に・・・」と持たせて下さいました。

子ども達は、なかなか見られない真っ白の大きなあじさいの花をみて、「この花は、小さいお花がいっぱいくっついてるね」と興味津々で見にきていましたよ。

Hちゃん、ありがとう!

さて、保育時間中は、静かなアニマルランド。カメさんたちがごとごとと動く音や、ぴっぴちゃんのさえずる声が時折聞こえてきます。

お昼過ぎに、4月の月刊絵本の付録『探検バッグ』をかけた探検隊たちがやってきました。わいわいガヤガヤ、にぎやかです。

体育レッスンの清水先生が連れてきてくださったノコギリクワガタに夢中の子ども達。

おそるおそる触ってみたよ。「かっこいいなぁ」と嬉しそう😊

清水先生に「このクワガタ、どうやって捕まえたんですか?」と尋ねると、夜の間、焼酎に漬け込んだバナナを網に入れてぶら下げておくと、朝、カブトムシやクワガタがくっついているそうです。

色んな方々に譲って頂ける命を、みんなで大切にしていこうね。

S君が、「本と一緒だよ~!!」とアリの巣のページを見せに来てくれました。

園長先生が子ども達にもってきてくださった『蟻マシーン』と照らし合わせて、改めてアリさん達のお部屋作りに感動していた子ども達。

子ども達が自ら興味をもって、自分で調べたり図鑑で確認する姿が以前よりも増えました。

また、みんなで協力し合いながらの『生き物当番』も頑張ってくれていますよ!

今の子ども達にとって、命にたくさん触れてその大切さを実感する経験はとても重要です。

幼稚園見学に来られた皆さんが「こんなに色々なすごい生き物を育ててみえてすごいですね!」と毎回びっくりされます😊

園長先生の生き物への愛情や日々大切にお世話される姿が、子ども達にも浸透していることを感じます。

今後も、子ども達の心を育てるひとつの保育現場として、『アニマルランド』での生き物と子ども達の出会いを大切に見守っていきたいと思います🐞