幼稚園からのお知らせ

ひなまつり茶会(年長組)

2023.02.04

2月2日、年長組は『ひなまつり茶会』を行いました。

今回も、表千家の日比野宗悠先生にご指導を頂きました。子ども達は、赤い毛氈を踏まないようにしながら、緊張した面持ちでお部屋に入ってきましたよ。

お茶会は一クラスずつ順番に行いました。子ども達の表情がとってもステキでしたので、今回のブログには、全クラスの様子を出来るだけ沢山掲載させていただきます。ただ、全員が写せていないかもしれず、申し訳ありません・・・どうかご了承くださいね。

※一番最初のふじ組のみ、お茶会で手順など解説を入れさせていただきます

🎎ふじ組のようす🎎

まずは「おはようございます。おねがいします。」とご挨拶をして、お茶会の始まりです。

日比野先生に「今回は何の茶会かな?」と尋ねられた子ども達は、「ひなまつり茶会!」と元気に答えました。

「前のお茶会の時は、頂くお茶もお菓子も全部準備してもらったけれど、今日は自分でお茶をたてます。茶筅という道具でお茶をたてるのよ。「ちゃせん」っていう名前覚えてね。

そして『おいしくな~れ、おいしくな~れ』と言いながらお茶を点ててみましょうね。」

みんなは「おいしくな~れ」の言葉を聞いて、少し緊張がほぐれたようです。普段、クッキングでも、ピザなどを作る時に『おいしくな~れ』のおまじないをみんなで唱えている子ども達。

今回『自分で、お茶を点てること』に対して、「難しそうだな、できるかな・・・」と敷居が高いことのように感じていたみんなでしたが、日比野先生のお話の中にも同じおまじないが登場したことで、ちょっぴり親しみを感じた様子でした😊

先生のお話を聞いている間に、クッキングルームでは、着物を召された沢山のお弟子さんがお茶菓子の準備をしてくださっていました。

私たちも昨年の2月に、幼稚園の先生たちが主になってお茶会を行いましたが、同じ作業をしていても、さすがお弟子さん方は皆さん手際がよく、そして所作がとても滑らかで上品さが感じられました。

一つ一つの所作に、おもてなしをする気持ちが込められているのが伝わってきて温かい気持ちになりました。

先生からお茶菓子の食べ方について教えて頂き、いよいよ子ども達の前に、お茶わんやお茶菓子、茶筅の載ったお盆が運ばれてきました。

お運びをして頂いた方に「ありがとうございます。」と頭を下げてお辞儀をします。

恥ずかしそうにしている子もいましたが、少しずつ雰囲気に慣れてきて、お辞儀がきちんとできるようになってきましたよ。

今回のお茶菓子は、子ども達が食べやすいようにと、少し洋風ではありますがマフィンにしました。お抹茶茶碗の中には少しずつのお抹茶が入っており、茶筅も置かれていました。

懐紙をお皿の代わりにして、さあ、お茶菓子を頂きましょう!子ども達の感想は。。。

「美味しい!!」「すごくおいしい!」と大好評で、いつも大福などの和菓子はあんこが苦手な子は残してしまうのですが、今回のマフィンはほとんど全員完食でした😊

園長先生も、ひとつひとつの所作を確認されながら、みんなと一緒に参加されました😊

お茶菓子を味わった後は、いよいよお茶を点ててみよう!!

茶筅の使い方もバッチリ!みんなの姿勢も自然にピンとまっすぐになり、幼い子ども達の姿も美しく見えます。

子ども達が一生懸命お茶を点てている姿を通して、改めて日本の伝統文化のすばらしさを感じました。

「あったかくておいしいね」「お茶菓子も美味しかった」などと感想を話していた子ども達。日比野先生は、そんな子ども達の言葉に目を細めながら、「うん、うん」と頷いて聞いていてくださいました。

飲み終わったらお椀を元に戻して、お運びの方が来るのを待ちます。

そして「ごちそうさまでした」と最後まできちんとお辞儀をして、おもてなししてくださった方へのお礼を心を込めて伝えます。

どのクラスの子もしっかりとお辞儀をしてお礼を言えていましたよ。無事に会が終わり、日比野先生に「ありがとうございました」とお礼を言ってお部屋に戻りました。

🎎もみじ組のようす🎎

もみじ組のみんなは、お茶菓子を「おいしい、おいしい」と言って、にこにこしながら食べていたのが印象的でした。お抹茶を点てることも楽しくって、和気あいあいとした雰囲気の中でお茶会を楽しんでいましたよ。

🎎さくら組のようす🎎

さくら組では、子ども達が「はい!」と手を挙げて、たくさんの感想をお話していましたのでご紹介しますね。

●あったかかった●お茶菓子よりお茶の方が美味しかった●濃くて美味しかった●海苔の味がした●にがくておいしかった●自分で点てたお茶だから美味しかった●混ぜて作ったから美味しかった●みんなで食べたからおいしかった。

🎎つばき組のようす🎎

つばき組さんも色んな感想を話してくれました。その中で「はじめは美味しいお茶の味がしたんだけど、最後は少し苦かった」という意見が二人ありました。よく味わって飲んでくれたんだな・・・と感心しました。また、「めっちゃくちゃ美味しかったし、また飲みたい」という意見もありましたよ。

最後のクラスということで、日比野先生も「終わっちゃったら寂しくなるわね。子ども達、お茶を美味しい美味しいといってくれて、嬉しかったな」と喜んでくださいました。

自分でお茶を点てた経験については、お家の方でも、持ち帰った懐紙を見せながらお話してくれたことと思います。

この経験を生かして、卒園までに、お茶会を経験した年長組の子ども達が年中組さんにおもてなしをする会ができたらいいな・・・と思います。また後日になりますが、『年長組・引き継ぎのお茶会』として挑戦してみたいと思いますので、楽しみにしていてくださいね。