泥んこフェスティバル!!(年長組)
6月13日(月)、今日の年長組の子ども達の泥んこ遊び・・・いやいや、それはもうお祭り騒ぎで、子ども達の手で色々な遊びが展開された、まさに『泥んこフェスティバル!!』😊
汚れた衣服は思いっきり遊んだ勲章✨と思って頂けると幸いです。(持ち帰った衣類をご覧になられて、ビックリされたお母さん方もみえるかもしれません・・・💦)
実は、朝から「どろんこフェスティバル、まだ??」と教務課に聞きに来たお友だちもいたくらい。お天気は快晴で、青空がいっぱい拡がった園庭。わくわくしながらその時を待ちました。先生達は、子ども達が遊びを工夫できるように、色々と準備していましたよ。
👒幼児期に泥んこ遊びをするのはなぜ?🌿
泥や土の大きな特徴は、①自由に形を変えられる可塑性があること②感触の心地よさから癒し効果があることです。子どもが泥を見て、指で触れ、身体につけるなどして、素材の特性を確かめたっぷりと関わることで「泥という物」と一体化していきます。自分が生きていく足元にいつも確かにある土は、自分の存在をより鮮明にしてくれます。勿論、中には泥遊びが苦手な子もいますが、子どもの気持ちを尊重して無理強いをせず、一緒に寄り添って遊ぶことも大切です。・・・『椙山女学院大学の磯部先生のコラムより』
<いよいよ泥んこフェスティバルが始まる直前の子どもたち>
あれれ?子ども達、ちょっぴり緊張した表情ですよね。この2年間ほど、コロナで遊びに制限がかかってしまい、あまりダイナミックな遊びを経験していないからかも。今の年長組さんは特にそうかもしれません。・・・だからこそ、この遊びをたっぷり経験して欲しかった!!私たちのねがいでした。
裸足に少しだけ違和感を感じながら、「泥んこって、どうやって遊ぶのかな~」と考えていたようです。
スプリンクラーを2台、ホースは3カ所に準備して、沢山のたらいやペットボトル、廃材、竹を割って作った樋(とい)などを先生が紹介するのを興味津々で聞いていたみんな。
どんな風に遊ぶのかは、子ども達におまかせ😊
足先や指先、そして自分の服が濡れるまではおそるおそる触っている様子でしたが、濡れてからはタガが外れたようにそれはもう、ダイナミックに😲
泥水が顔にかかっても、へっちゃら!笑い転げて遊んでいた子ども達。
おや、砂場の至る所に、あっという間に竹が橋のようにかかったよ。
竹の片方を高くして高低差をつけると、水の流れが速くなることに気づいた子ども達。たらいの上に片方を乗せて、水を流してみたり・・・
友達と「こうしたらどうかな?」「よし、やってみよ!」などと話し合いながら、なんと鉄棒に竹を引っかけて、高い所から勢いよく流れる水しぶきをじっと眺める姿も。
砂場の土と違って、『おだんごコーナー』の土は水を混ぜるととろみが出たよ。みんなが伸ばした足にまみ先生が泥を乗せていって、あっという間に足が隠れちゃった😊
自分からわざとスプリンクラーに近付いていって、「きゃー!気持ちいい~!!」
運転手の前鶴さんが、上からもシャワー!!子ども達は大喜びで「もっと、もっと!!」
砂場の端から端ヘを樋がかかって・・・上手くつながるかな?
ひんやり冷たい泥パックはいかが?泥に癒やされる女の子達😊
あまりに大胆に遊んでいるうちに、髪の毛にもべったりと、泥が・・・。「だいじょうぶ!平気だもん」
樋から流れる水が泥の中に流れるのが、楽しくて、楽しくて。みんなで協力して遊ぶ姿がどんどん拡がっていきましたよ。
園庭のど真ん中でも、みんなは臆することなく泥にまみれて、カップケーキやおだんご作りに集中♪
楽しすぎて、にやけ顔。身体全体で土の感触を味わっているこの姿こそ、泥んこ遊びの真骨頂!!
「あ~、いつまでも寝っ転がっていたいよ~!」
ペットボトルから真剣な眼差しで泥水を移し替えている姿も。「もう少しでいっぱいになるかな~」水の容量についても、学び中。「どっちが早くいっぱいになるかな?」
実際に見て学ぶことが一番記憶に残りますよね。
「先生もうおわり?」「終わりたくないよ!」1時間近く遊んだにもかかわらず、疲れ知らずの子ども達。
まだまだ遊びたい気持ちいっぱいで、名残惜しそうに先生からシャワーをかけてもらっていたね。
初めての『泥んこフェスティバル!!』では、私たちも子ども達の姿から学ぶことがたくさんありました。
泥や水に対して、五感をフルに使ってその感触を感じ得た時の子ども達の反応。1人では出来ないことを友達と協力して、成し遂げようとするステキな姿。また、上手くいかなくても、もっと色々工夫してみようとする一生懸命さ。遊び終わった後の、目の輝きやたくましくなった心。
改めて、遊びの中で子ども達は育っていくんだとみんなの姿から教えられた気がします。
年中組のみんなやちゅうりっぷ組さんも、是非、経験して欲しいなと思い、現在計画中なので楽しみにしていてね!