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メモリーフェスティバル2020

2020.12.20

今年は開催できるかどうか心配もありましたが、11月21日(土)、無事に『メモリーフェスティバル』を行うことが出来ました。

感染予防も徹底せねばならない状況ではありましたが、保護者の方々のご理解・ご協力のおかげで、子ども達一人ひとりがきらきら輝く、素晴らしい舞台となりました。人数制限のために、ご兄姉のお子さんを預けられてから急いで見に来てくださった方もみえて、保護者の方の努力により無事に終えられたのだと感謝の気持ちでいっぱいです。また、客席では始終とても静かにご覧下さったおかげで、子ども達の伸びやかな表現やセリフがより一層引き立ったように感じました。ご協力、本当にありがとうございました。

★プログラム紹介★

この日のプログラム紹介は、年長組のお友達がしっかりと司会進行してくれました。舞台裏では「あ~!緊張する!」「どうしよう」と、どきどきしながら出番を待っていた子ども達です。これまで何度も練習してきたみんなでしたので、本番も自信を持って堂々と進行してくれました。子ども達によるプログラム紹介が、このメモリーフェスティバルを大いに盛り上げてくれたように感じました。

そして・・・さあ、いよいよ幕が上がります。

★未満児クラス・ちゅうりっぷ組★

初めての幼稚園生活で、「先生」と一緒に身の回りのことや、遊びを経験してきました。そんな大好きな先生やお友達と一緒に遊ぶ中で、信頼関係が生まれてきます。大好きな先生と一緒に、掛け声をかけながら、体をいっぱいに動かして表現することを初めて経験した子ども達。

たまごから登場する『かいじゅうのあかちゃん』を踊りましたが、あまりのかわいさに一人ひとりを抱きしめてあげたくなるくらい。練習の時も、怪獣やひよこ、青虫さんのきらきら可愛い衣装を着ると、にっこり嬉しそうな笑顔が印象的でした。

クラスの先生やお友達と一緒に大きな舞台に立ってみて、舞台の広さにびっくりしている子も。まだ3歳に満たない子もいましたが、お母さんから少し離れて大きな舞台に立っても 泣かないで頑張っていましたね。

★年少組★

子ども達は「ごっこ遊び」を通して、自分とは違う役を演じることで、色々な人の気持ちを考えられるようになったり、その役になりきって振る舞うことを自然と身につけていきます。年少組の子ども達は、ファーが付いた大きな扇を持ってチャイナドールになったり、旗を振って元気に歩く水兵さんになったり、着物をきてしっとりと踊るお姫様になったり。。。

ダンスの中では、隊形移動も何度か行います。そんな時にはお互いに声を掛け合い、一緒にカウントを数えて練習するとだんだん動きが揃ってきます。短期間での練習でしたが、ダンス一色の園生活になってしまわないように、子ども達の気持ちの切り替えを大切に進めました。コロナでの休園でなかなか友達と遊べなかった今年、クラスの友達と一緒に、とにかく沢山遊びたい!・・・そんな子ども達の気持ちを受け止め十分に満たせるように、お外で思いっきり遊んだり、お部屋でいろんなお話を聞いたりゲームをしたり。『プチ遠足』も満喫しながら、練習を頑張ったみんなです。

今回の大きな舞台では、きっと緊張もあったでしょう。でも「みてみて!こんなに踊れるよ!」と、にこにこ笑顔で踊っていた子ども達。表現すること・演じることを十分に味わいながら、自信を持って発表が出来た姿に胸が熱くなりました。

  

★年中組★

年中組は、『どうぞのいす』『赤ずきん』『大江戸捕物帖』をオペレッタで表現しました。子ども達が大好きなお話ばかりです。年少組で「みんなでダンス表現をする」を経験した子ども達は、年中組では歌やセリフの入った音楽に合わせて、『役になりきって表現する』ことを目標に、それぞれの役の気持ちを先生や友達と話しながら、場面ごとに作り上げていきました。

物語をオペレッタとして取り組むにあたって、まず大切にしていることを、子ども達には何度も話してきました。それは、「どの役もなくてはならないもので、一人一人が主役だよ!」ということです。役柄の人数が決まってきますので、必ずしも本人がやりたかった役ではない場合もありました。はじめは悔しい気持ちもあったと思いますが、担任の先生から「この役はこんな素敵な役だよ。」と詳しくお話を聞いたり、お手本を見せてもらって、自分はどんな役かを一人ひとりが理解しイメージが持てると、一生懸命にその役を演じようとします。そして、みんなで作り上げていく過程が一番大切だと、園長先生のお話にもありました。「演じていることが楽しい!」と体全体で表現することが出来ていた舞台での子ども達の姿から、この一年のお子さんの成長を感じて頂けたことと思います。

 

             

     

★年長組★

年長組の子ども達にとって、今年が最後の「メモリーフェスティバル」。『ブレーメンの音楽隊』『ジャックと豆の木』の台本を子ども達と読み合う中で、セリフに込める気持ちを一緒に考えていきました。

身体表現だけではなく、みんなに分かるように『はっきり・ゆっくり』セリフを言うために、何度も何度も練習した子ども達。実際に言葉を発しながら演じることは、慣れない大人でも難しいものです。が!!担任の先生達によると、子ども達は「ものすごい吸収力!」・・・教えたことをどんどん覚えて、気付いたら自分の役だけではなく、全部の役を覚えてしまった子がほとんどでした。

「がくっと元気が無くなっちゃうところだね」「こわ~!!って思ってもらえるように、怖い声で話すよ」「楽しすぎてスキップしてるの!」などと、友達同士の会話からもイメージを膨らませて、表現していきました。なりきって演じる年長組の姿に、年少組や年中組の子どもたちも「あんな風になれるのかな」「年長組の劇、すごいな」と、憧れの眼差しで見ていました。

メモリーフェスティバル当日は、客席全体に子ども達のセリフが響き渡って、とっても見応えのある劇でしたね!!

当日は、保護者の皆様温かく盛大な拍手をありがとうございました。その都度、子ども達は勇気づけられたことと思います。このかけがえのない経験をこれからに活かしていって欲しいと切に願っております。