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虫はかせのおへや①~アゲハ蝶の赤ちゃん~

2020.09.16

幼稚園では、子ども達と一緒に、カメ、カブトムシ、カブトムシの幼虫、こおろぎを育てています。
そして最近みんなと育て始めた「アゲハチョウの幼虫」。
花瓶に入った小さなミカンの枝に、小さな黄色い卵がたくさん産みつけられています。
やがて卵の殻を破り、小さくて真っ黒な幼虫が出てきました。
ミカンの葉っぱをもりもり食べて、脱皮を繰り返し、今では大きく太った緑色の幼虫に育ちました。
そんな成長の過程を目の当たりにし、不思議そうな子どもたち。
「触ったらオレンジ色の角が出たよ」
「これは目かな?模様かな?」
「黒色の幼虫がいつの間にか緑色に変わってる!」
幼虫を見ながら、色んなお話を聞かせてくれます。

そんな幼虫たちのために、運転手さんがお部屋を手作りしてくれ、そこに年長組のお友達が楽しい絵を描いてくれました!
素敵なお部屋が完成し、子ども達は教務課の前を通るたびに、「これどうしたの?」「何のお部屋かな」と以前よりも興味を持って観に来てくれます。
あと数日したら幼虫はサナギとなり、いずれはアゲハチョウへと羽化し、大きな空へ飛び立っていきます。
さらなる変化を見た時の子どもたちの驚く顔が楽しみです。
小さな卵から産まれた幼虫は、私たちと姿かたちは全く違うけれど、私たちと同じ命を生きています。
生きる為に変化を遂げていく小さな命を、子どもたちと命の大切さを身近に感じながら、一緒に見守りたいと思います。