湧き出る興味
2023.04.14
春になり、生き物の動きが活発になってきました。
お外遊びでは、虫かご片手に目をキラキラさせて虫探しをする子どもたちの活気でにぎわっています。
虫の隠れ場所は子どもたちがよく知っています。
土を掘ったり、植木鉢の底を覗いてみたり、葉っぱの裏をひっくり返したり。暗いところや湿ったところ、日が当たらないことを好む虫の生態を知っているんだな~と驚かされます。
ダンゴムシやヤスデ、カメムシにハサミムシ、限られた園庭でも子どもたちの手に係ると、色んな種類の生き物に出会うことが出来ます。先日の外遊びでは、冬眠明けのヤモリやカエルを捕まえて得意気にみせてくれました。
捕まえたヤモリの大きさが気になるりくと君と、ヤモリの頭から尻尾までの長さを定規で測ってみると…なんと12cmもありました。大好きな生き物への興味が、大きさの比較や数字の興味へと繋がっていく、そう考えると、子どもたちが興味・関心を深めていけるような保育や言葉かけの大切さを感じました。
子どもの頃、夢中になって追いかけた生き物と、大人になって再び向き合うことができるのは子どもたちのおかげであり、子どもたちと虫探しをしていると、童心に帰った気分になり、私も一緒になって楽しんでいます。
今年度の幼稚園が始まって二週目。
共に遊び、たくさん話し、子どもたちと向き合って喜びを共有していきたいと思います。
アニマルランドの壁でサナギとなり、越冬したアゲハチョウが次々と羽化しています。
お空に羽ばたいていくアゲハチョウの姿が見えなくなるまで「ばいばーい!元気でね」と、手を振り続ける可愛い子どもたちです。