みんなは小さなパティシエ!(年中組)
1月24日(火)、ちょっぴり冷え込んだ朝でしたが、クッキングルームは熱気でいっぱい。
そう、待ちに待ったゼリー作りの日。先生たちは張り切って準備していたよ✊
年中組さんの初めてのクッキングは、グミづくりだったのを覚えているかな?あの時の子ども達のキラキラした目は、今も心に残っています。
今回は「単なるゼリー作りではもったいない!」ということで、どんな風に作ろうかとたくさん話し合いを重ねてきました。そして、一番大切にしようと決めたこと、それは・・・
子ども達のやる気を大切に、子ども達の手に出来るだけゆだねてみよう!!
先日のピザづくりに続いて、今回も「三角巾持ってきたよ!」お家で三角巾を付ける練習をしてきた子や、三角巾を自分で結べるようになったことが嬉しくて、お友達に「付けてあげるね。」と手伝ってあげている姿も。日々、成長ですね💕
ますは手洗いタイム。みんなで手をきれいに洗って消毒することがとても大事!!
どの子も張り切って手洗い中!思いっきりクッキングしたいもんね。
ゼリーづくりがいよいよ始まるよ!
ドキドキわくわくしながら、りす組のお部屋に、さあ集まれ!!
手に消毒をちゃんとして、ちょっぴり緊張した面持ちで子ども達が登場です。
今日のクッキングを楽しみにしてくれていた、りょう君がなんと応援旗を作って来てくれたよ😊おいしくできたらうれしいから、という気持ちで、、、
『おいしくな~れ!』ってかいてくれたよ。
りょう君の旗が上がったら、クッキング・スタート!!
さあ、今日はゼリーにトッピングするために、りんごをこども包丁で切ってみよう!!
包丁で切るのは初めての子もたくさんいて、ドッキドキの子どもたち。
子ども達が不安なくチャレンジできるように、みんなで使い方を確認してみました。
「反対のおてては猫の手だよ」というと、「知ってる~!」「ママに教えてもらった~!」と元気にお話ししてくれる子も。
「切ったリンゴは、お水の中にいれてね。ただし、このお水の中にも魔法の粉が入っているんだよ。なんだと思う?」と子ども達に聞いてみると・・・
「お砂糖!」「アガー!(お部屋で教えてもらったのを早速教えてくれたんだね😊)」
そして「お塩!」と言い当ててくれたので、「お塩を入れると、リンゴの色がずっときれいなまま変わらないんだよ。」と話すと不思議そうなお顔をしていましたよ。
さあ、おままごとではなく、本当に包丁で食べ物をカットする経験をみんなでしてみよう!!
リンゴを切り分ける間、子ども達の真剣な表情が光ります。
猫の手できゅっと押さえながら、トントントン・・・とまるでお母さんになったみたい。子ども達の集中している姿をご覧ください。
「できたよ!」「自分できれた~!」
切れたリンゴたちを、とっても大切そうに手のひらいっぱいに乗せて、自分で塩水の入ったボールにIN!
リンゴの切り分けが終わったら今度はお部屋で、ゼリーに入れるジュースを作ろうね!
幼稚園では、ゼラチンではなく、アガーという名前の天然由来の粉を使っています。
🍩アガーってなあに?🍩
アガーを使ったお菓子は、たまごクラブやぴーかぶークラブでもよく作ります。ゼラチンのようにふやかす手間がいらず、寒天よりも食感がなめらかという、ゼラチンと寒天のいいとこ取りをしたような食材なんです。
90度以上で溶けるのでしっかり煮溶かすことが大事。室温では再度溶けることはないので安定していて扱いやすいのも特徴の一つです。ゼラチンとの一番の違いは冷凍できること。本来のなめらかな食感が失われないので、冷凍デザートを作るのにも最適だそうですよ👆
さて、子ども達は、アガーとお砂糖をよくかき混ぜてから、リンゴジュースの中にいれていきます。これも、みんなで順番にやってみようね😊
ポイントはアガーとお砂糖をよく混ぜること。
さあ、おいしいゼリーにするために、頑張ってかき混ぜよう✊
リンゴジュースにアガーとお砂糖がどんどん溶けていくよ。お友だちがやっているのを、真剣に見つめているこどもたち。
『シャカシャカ~♪』こぼさないようによく混ぜてね。そろそろしっかり混ざったかな?
みんながジュースづくりをしてくれている間に、先生たちは、さっきみんなが切ってくれたリンゴをお砂糖と一緒に煮ていきます。
子ども達が持って来てくれたジュースを大きな鍋に入れて、グツグツと煮立てて・・・
ゼリーにトッピングできるようにグループごとに分け入れていきますよ😊
やる気満々のみんなは、「次は何をすればいいの??」
まだまだみんなのお仕事がたくあんありますよ!
自分のデザートカップに、煮リンゴを分け入れていきます。お友だちと協力をしながら、グループ4人で上手に分けられるかな?
「分けっ子出来たよ!!」となかよしの2人が見せてくれました✌
みんなで助け合って、4人が同じくらいの量になるように相談しながら分け合っているステキな姿がありました。
なんだか心がほっこりしますね。
りんごの入ったみんなのデザートカップがずらりとならんだよ!
ここに、沸騰したジュースを先生たちが入れていくから、みんな見ててね😊
出来上がり!!
これから冷蔵庫で冷やすよ。その間にみんなは給食タイム、楽しんできてね。
「何時に出来るの?」「1時に出来るよ!」それをきいて、給食中も、今か今かと時計の針を見つめていたそうですよ。
2時間ほど冷やしたら・・・みんなの『ぷるぷる🍎ゼリー』が出来上がったよ!!
待ちきれなくて、大きなお口でぱくりっ!
ぷるぷるのほっぺみたい!美味しいからちょっとずつ食べちゃうよ。
ゼリーを見つめながら、「ジュースを入れたら、リンゴが浮いてきてるよ!」と大発見😲
「あれ?下の方にりんごが落ちてるのもあるよ」
「りんごがプールにぷかぷか泳いでるみたい!」
ただ美味しいと食べるだけじゃなく、子ども達らしい小さな発見や疑問がたくさん聞こえてきて、嬉しくなりました。
五感をいっぱい使いながらクッキングを楽しんでくれた、それだけで大成功なのです😊
きりん組では、美味しすぎるから「はっぴーあっぷる🍎うるとらゼリー」と命名したそうですよ。
うさぎ組からは「あ~ほっぺが落ちる!!」そんなことばも聞こえてきたそうです。
子ども達に感想を聞いてみると・・・
●りんごを切るのが楽しすぎた!
●混ぜ混ぜするのが楽しかったよ。
●作るのも食べるのも大好き!
●またお家でも作るよ。ぶどうジュースとカルピスとかお家にあるから作ってみたいな。
などなど、クッキングのとりこになっている子ども達😊
それぞれが自分で一から作り上げていく中で、時にはお友達と協力して作ったりしながら最後まで頑張り、出来上がったものをまたみんなで味わえる。
その過程の中で、子どもたちなりにすごく充実感を感じているようです。
三角巾をしてクッキングを楽しむ姿は、まるで小さなパティシエのよう。
27日には、スイートポテト作りが待っているよ😊
みんなで思いっきり楽しもうね!!