わかばのかぜ～園長からのおたより～

園内でお釈迦様の誕生日をお祝いする花まつりを行いました。

「お釈迦様ってどんな人？」

「花まつりって何？」

子どもたちにとって不思議で分からない事ばかりだと思いますが、私のお話に静かに耳を傾け、花御堂に安置されたお釈迦様の仏像に甘茶をかけてくれました。

お釈迦様を前にした厳かな雰囲気から何かを感じたのか、大切なものを扱うように丁寧に灌仏（甘茶をお釈迦様にかけること）を行い、真剣な面持ちで小さな手を合わせる子どもたちの姿が印象的でした。

花まつりのような仏教行事を通して、目には見えないけれど大切な存在を敬い、「手を合わせる事の大切さ」や「思いやりの気持ちを持つことや感謝すること」など子どもたちの道徳心や優しい心を育んでいきたいと思っています。

また、私としても子どもたちの姿や言動から優しい心を毎日学ばせてもらっています。

子どもたちのやさしさに心が温かくなり、子どもたちの何気ないつぶやきに深く考えさせられることがあります。

互いに育ち合い、共に過ごす幼稚園生活を紡いでいきたいと思います。