わかばのかぜ~園長からのおたより~

保育参観

2021.10.19

二週に亘って行った保育参観にお越し頂き、ありがとうございました。

保護者の方からたくさんの温かい言葉を頂きました。私たち職員や幼稚園からの愛情を子どもたちが感じてくれていることを教えて頂き、とても励みになりました。ありがとうございます。

参観では、ご家族の方に見守られながら、緊張することもあったでしょうが、頑張る子どもたちの姿が見られ、成長を感じてもらえたことと思います。

もしかしたら幼稚園での姿が家庭での姿と違い、驚かれた方もみえたかもしれません。

以前、ある研修でこんなことを学びました。

子どもには、「自己を主張をする自我」と、「社会に適応するために必要な第二の自我」と、二つの自我があります。

第二の自我というのは、自己を主張する自我に対して、いわば社会に適応するために必要な自我であり、「自分はこうしたいんだけど、今はこうしたほうがいい」と、集団生活の中で自己を制御し、行動を自己決定する自我です。

幼稚園での子どもたちは、第二の自我を働かせて、集団生活の中で今何をするべきか考え、判断して行動しています。

そんな第二の自我を育むために必要なこととは、自我を出しても気持ちを受け止めてくれる家庭での愛情だそうです。

自我を出し、時にわがままを言ったとしても、受け止めてくれる安心な家庭があるからこそ、幼稚園での集団生活で自己を制御することが出来るようになるそうです。

子どもたちが幼稚園で頑張ることが出来るのは、ご家庭での愛情が土台にあるからこそです。子どもたちの気持ちを深い愛情でたくさん受け止めてあげて欲しいと思います。

 

日曜日に百々ヶ峰を散歩していたところ、野に咲く真っ赤なケイトウに出会いました。

子どもたちが教えてくれた想い入れのある花で、「これがケイトウか~」と、嬉しい気持ちと温かい気持ちに包まれました。