幼稚園からのお知らせ

2021年・入園式

2021.04.11

今年の入園式が近づくにつれて、思い出されるのは1年前の状況でした。コロナで式が予定通り行えず、バス車庫や玄関の入り口で、お手紙をお渡しするだけになってしまったあの日。お母さん方のさみしい表情は今も心に残っています。・・・その2ヶ月後には入園の日を無事に行うことが出来ましたが、あれから1年が経ってもまだコロナは終息の兆しがみえてきません。

そんな中、迎えた令和3年4月10日(土)。大切な『入園式』を 無事迎えることが出来て、心からホッとしました。

見上げれば青空が広がり、気持ちのよい春の日。先生達は朝からお迎えの準備をして、かわいいみんなが来るのを今か今かと待っていたよ。

お母さんやお父さんと一緒にちょっぴりドキドキしながらも、赤いベレー帽子に黄色い通園バッグをかけて体をいっぱい弾ませながら門をくぐる子ども達の姿。

マスクの下のお顔は、にっこり笑顔かな?それとも緊張してるかな?・・・先生達は一人ひとりの表情を想像しながら、心をこめて「ご入園、おめでとう!」

新しい出会いのスタートです!

お願いしていた感染対策へのご協力をほとんどの方が行ってくださいました。ありがとうございます。

お母さんの手を固く握り締めて、お部屋へ向かう子ども達。小さなみんなにとって、お部屋は広く広く感じることでしょう。そこには、「せんせい」「おともだち」との出会いが待っています。

「たんぽぽ組さんはこちらです。一緒にいこうね😊」「ひまわり組さんは、どんなお部屋かな?たのしみだね♪」と、先生達は子ども達の『ドキドキ』を大切に受け止めながら、笑顔でご案内をしました。

お部屋に着くと、担任の先生が「〇〇ちゃん、はじめまして♪」のごあいさつ。靴箱のかわいい印のシールを見つけたり、ロッカーの印を見つけたり。ゆり組では、席にじっと座って緊張しながらみんなが集まるのを待っている子ども達一人ひとりに、りか先生が「いっぱいあそぼうね」と声をかけると、かわいらしく頷いてくれました。

早速、式が始まりました。令耕園長先生から「先日、大きいお兄さん、おねえさんに、『もうすぐかわいいお友達が入園するから、仲良くしてあげてね。』と言うと『まかせて!』と言ってくれました。だから安心して幼稚園にきてね。」とお話がありました。

本当にその通りで、若葉幼稚園の年中組・年長組さんは、泣いている子をすぐに見つけて教えてくれ、また、手をつないでお部屋まで連れて行ってくれる すてきなおにいさん、おねえさんがいっぱいだよ😊

さあ、各クラスで先生達の自己紹介が始まりました。みんな、先生のお名前、おぼえてくれたかな?

そして、先生が早速、アンパンマン達と一緒にみんなのお名前を呼びました。「は~い!」と手を上げてお返事する子も、ちょっぴり照れてお母さんに隠れてしまう子も。

いろいろな反応があっていいんです。今日みんなが幼稚園に来てくれたことが、一番うれしいことだから。

「かわいいお声を聞かせてくれてありがとう!」と、かおり先生。

手遊びは、みんなも知ってる『とんとんとん、アンパンマン』・・・小さなおててをいっぱい使ってアンパンマンやしょくぱんマンに変身。そして、お母さん達も一緒に♪

「み~んな、とってもじょうず!!」となつみ先生。

お部屋での式が終わり、入園のお祝いのプレゼントをもらって、大事そうに受け取る子ども達。かずこ先生が「また月曜日にまってるからね!」と声をかけると、小さく頷いてくれました。

あたたかな雰囲気の中で、無事に入園式が終わりました。子ども達の、何もかもが新しく 真っ白な心のキャンバスに、これからの色々な経験や思い出が一つひとつ描かれていくんですね♪

お外遊びがしたくて「帰りたくない~!」と泣いていた女の子。『アニマルランド』の水槽で泳いでいるカメの「わかばちゃん」と早速なかよしになった男の子。みんなが「ようちえんってこんなところなんだ・・・」って、少しずつ慣れていってくれたらうれしいな。

12日(月)には、いよいよお母さんやお父さんと離れての、第一歩を踏み出す子ども達。「バスに一人で乗れるかな?」・・・子ども達だけでなく、お母さん方の期待や不安もしっかり受け止めて、「またようちえんにいきたいな😊」と思ってくれるような一日にしたいと思います。

お母さん、安心して送り出してくださいね!「みんな、まってるよ~!!」