収穫したお米を味わったよ(年長組)
年長組の子ども達が苗植えから育てて、収穫したお米が届きました!!
5月に田んぼの土づくりから始まって、6月にみんなで苗植えしたね。
トラックで運ばれてきた沢山の、重い重い田んぼの土。ここからが稲作りの始まりだったね。
暑い中、2階のベランダ「るんるんファーム」まで、みんなで何度も運んだね。
翌日、水をたっぷり入れた土をドロドロにかき混ぜたね。
みんなは「どろどろしてる~手がこんな風になったよ!」泥の感触を楽しんでいたね😊
いよいよ苗植えの日。
苗植えの仕方を、JAの小関さんに教えて頂きながら、子ども達は丁寧に苗植えをしていきました。
このころ、るんるんファームにはみんなが可愛がっていたキアゲハの幼虫くんも住んでいたね。
もりもり葉っぱを食べながら、「みんな、苗植えできたかな~?」
田植えが完了!みんなは汗をぬぐいながら、「おなかすいたぁ~」とお部屋へ一目散!
たくさんお仕事した後の給食はもりもり食べられちゃう。お百姓さんの気分だったね。
7月、暑い夏。ぐんぐん成長した苗を、年少組や年中組さんも見に来たよ。
9月末頃には、黄金色の穂がたくさん実り、すずしい風に揺られている秋らしい風景となりました。
「お米が実った!!」「早く食べてみたい!!」と大喜びの子ども達。
そして、初めて米作りで、「もしも実らなかったらどうしよう」と心配していただけに、心底ホッとした先生たち😊
さあ、数週間後にはいよいよ、稲刈りをしました。ハサミで簡単稲刈り✂
あっという間に稲刈り完了していたね。みんなは大満足!!
幼稚園のみんなで、米粒を稲からバラバラにする作業をしたね。
「たったこれだけ??」たくさんの稲から、ほんの少ししかお米がとれないことに気付いた子ども達。
いつも食べている幼稚園のご飯は450人分!それってどれだけの稲が必要なんだろう。。。
もみ殻のついた米粒を見つめながら、お米の大切さをじわじわ感じていたようです。
収穫したお米は小関さんが白米にしてくださり、12月に無事にみんなのところに届きました。
もし、みんなだけでもみ殻を取っていたら、今も出来ていないかもしれない・・・それくらいもみを外す作業は手では大変です。色々な人の手によって、おいしい白米が届けられているんだね。
調理員さんが、炊き立ての白米を年長組の各クラスに届けてくれました。う~ん、いいにおい!
みんなで🍙を握ったよ。
大きな大きなまん丸おにぎり。お友達と「こんな風にお米になったんだね」「ぼくたちが作ったお米、ピカピカだね!」
米づくりを思い出しながら、ぎゅっぎゅっと握る手にも力が入ります。
「すっごくおいしい!!」
みんなで作ったからお米の味は、いつものご飯の味とは違ったみたい😊
わくわくどきどき、嬉しい気持ちでいっぱいのみんなは、パクパク食べていましたよ。
また、先にお餅つきを経験し、もち米を食べたこともあって、「こっちのほうが、もちもちしてるー!」という声も聞こえてきましたよ。
収穫した新米の🍙の形は、ハートだったり、三角だったり・・・みんなは大盛り上がり😊
沢山あった食缶のご飯はあっという間に空っぽになってしまったそうです😲
どのクラスでも、大切そうに味わって食べていた子ども達の姿から、この米作りは半年以上をかけて取り組んだプロジェクトでしたが「みんなで挑戦してみて本当に良かったな」と改めて思いました。
美味しいお米を収穫できたけれど、自分たちだけでお米を作れたわけではなく、
・土を運んでくださったり、お米を精米してくれた小関さん
・毎日水を気にかけて、入れてくれた運転手さん
・草抜きをしたり、お米を取り外しやすいように稲のサイズを切り分けてくれた先生たち
・新米を炊き、
たくさんの人の営みの中で、みんなのもとにご飯が届けらているんだね。
このような経験は、子ども達にとっても私たちにとっても、かけがえのない宝物だなぁと思います。
みんなで一緒に経験したことを、これからもずっと心に残してくれたら嬉しいな。
卒園迄あと2か月半ほどの、年長組さんとの日々を、心を込めて過ごしていきたいと思います。