お餅つき&花餅づくり
12月20日、子ども達にとって待ちに待った『お餅つき、本番』の日。
ついたお餅は衛生上食べられないけれど、子ども達に炊き立てのもち米の味だけでも味わってほしくて、あつあつのもち米を一人分ずつアルミカップにわけていきました。
さあ、あったかいもち米がお部屋に届いたよ!!
塩味でも何でもないお米だけど、いつものお給食のご飯とは全然違う感触や味わいに、「おいし~い」「もっちもちだね」と子ども達。
最初にお餅つきをする、年長組さんたちもバス車庫で味わいました。
めっちゃおいしい!!と大喜びのみんな。
さて、いよいよお餅つき本番が始まるよ。
朝からお湯を張って温めてあった石臼を台に載せます。
小さめの石臼ですが、一人ではびくともしません。運転手さんが「せ~の!」で載せてくれました。
年長組さんがお餅つきするのを、見に来てくれたちゅうりっぷ組さん。
「何が始まるんだろう」ドキドキわくわくしながら待っていましたよ。
お兄ちゃん、お姉ちゃんたちがお餅つきを頑張るよ!見ていてね。
まず初めに、運転手さん達が杵でお餅をつぶします。
力持ちの園長先生も登場です😊
相の手(あいのて。お餅がくっつかないように濡れた手でお餅をまとめる役)の佐古田先生の手水を受けながら、お米をつぶしていくと、「園長先生、がんばれ~!」と大声援が沸き起こりました。
さあ、お餅がつぶれてきたら、こんどはみんなにバトンタッチ。
いよいよ一人ずつ、杵を握ってお餅つきの開始です!
自分で杵をしっかりと持ち上げて「よいしょ!よいしょ!」
子ども達は真剣そのもの。
年少組、年中組さんも自分で杵をもって、ぺったん、ぺったん。
餅つきごっこの杵とは違って、子ども用でもずっしりとしていた本物の杵。子ども達は、お餅を搗きながら、その重みを感じていたようです。
また、お餅も粘り気が出てきて、杵を振り下ろすとお餅がつぶれる感覚が伝わってきて・・・みんな、全身でお餅つきを楽しんでいましたよ。
お友達がお餅をついている時には「よいしょ!よいしょ!」「〇〇ちゃんがんばれ~!」
手拍子が自然に湧き上がり、掛け声の輪が広がっていきました😊
紅い食紅を混ぜ込んでついたら、こんなきれいなピンク色になったよ。
「きれいだね~、これで花餅を作るんだね」
子ども達は、真っ白だけじゃないピンク色のお餅を見せてもらい、目を輝かせて見つめていましたよ。
つきあがったお餅を待っていた先生たち。さあ、これからが大忙し!
お餅が固くならないうちに、手際よくお餅を伸ばして切り分けていきます。私も少しお手伝いしましたが、毎年やってくれている先生たちの手際の良さにはびっくり。
これから花餅を作る時に、枝に巻きやすいようにお餅を小さなサイズに切り分けてトレイにずらりと並びます。また、お餅が手につきにくいように餅とり粉を振りかけて・・・
さあ、紅白のかわいいお餅たちが、各クラスに運ばれていきましたよ。
年少組や年中組では、お部屋飾りとしての大きな枝にみんなで協力してお餅を巻き付けていきました。
とくに、年少組さんは初めての花餅づくりに、どの子も真剣です✨
出来たよ!!みんなで作った花餅が完成!!
「みんながつけてくれたお餅はどれかな?」と尋ねると、一斉に指をさして教えてくれました。
「たのしかった!またやりたい!」と興奮気味にお話してくれた子も。
お部屋に飾ってみると、まるでお正月がきたみたい。一気に華やかな雰囲気になりましたよ😊
さてさて、2022年が最後のお餅つきだった年長組の子ども達。
今年はチャレンジの年☝
公園で取ってきた木の枝をつかって、一人ひとりのオリジナル花餅を作ってみましたよ。
なにしろ、つきたてのお餅は、とってもやわらかい!!
「先生、手についた~💦」「上手に巻けない💦」と四苦八苦しながらも、だんだん慣れてきたみんな。お粉を指につけながら思い思いに作りあげていきました。
細かく小さくして、ひとつひとつ巻き付けていく子、枝の根元からぎっしりとくっつけていく子、大きなサイズでま~るくくっつけていく子・・・それぞれ好きなように巻き付けながら作り上げた、みんなの花餅はとっても個性的で、とってもステキです😊
子ども達がとっても集中していたので、静かな雰囲気の中でオリジナル花餅づくりが進んでいきました。
最後までじっくりとお餅を巻き付けている姿も。いつもの粘土はグレー一色だけど、今日のお餅は白やピンクで嬉しそうに取り組んでいました。自分でちぎりながら、巻き付けていくのが楽しかったようです。
それぞれの花餅からは、その子なりの気持ちが伝わってきますね。
じゃ~ん!!完成!小さな花餅の出来上がり💗
運転手さんが切りわけてくれた木を、つるつるに磨いてから枝をさした手作りの台。また台座には、焼き絵で若葉マークが入っています。そのサイドの面には、この日の記念に日付&ネーム入り😊
ここにお餅がついたらどんな風になるのかな・・・?と楽しみにしていましたが、想像以上に素敵な花餅が出来上がりました!
ともちゃんが「先生、できたよ!!見て!私の花餅だよ」と、大事そうに持ってきて、見せてくれました。
春のお花を思い浮かべながら作ったのかな?「とってもステキ!きれいな丸いお花が咲いたみたい」というと、とびっきりの笑顔をみせてくれました。
お部屋の窓辺には、みんなの花餅がどんどん並んでいきました。早く持って帰りたい、お母さんたちに見せたい!とお話している姿もありました😊
手をねちゃねちゃにしながら、苦労して出来上がった花餅を満足そうに見つめていたかわいい子ども達の姿に、ふと「あぁ、もう3か月でお別れなんだ・・・」と感じ、ちょっぴり寂しくなった私です。
一つ一つの行事が終わるたびに、卒園の日が近づいてきますね。
幼稚園でお餅つきして花餅を作ったこと、いつまでも忘れないでね。
🍁ほっこりエピソード🍁
この日の午後、年中組の子ども達がステキなものをつくっていましたよ。これはね・・・
粘土で一粒一粒作った『もち米』が、だんだんくっついて、お餅になってきたところなんだって。
「先生見て、臼を作ったよ!」そして、臼を作って中にお餅を入れて、杵でぺったんぺったんして遊んでいる姿も😲
「こんななが~い花餅をつくったよ~!」と見せてくれたり。
さっき経験したお餅つきが、みんなの心の中に楽しい思い出として残ったんだなと、とっても嬉しくなりました。
そして、それを遊びの中でさっそく再現していた子ども達ってすごいなぁ、感動してしまいました。
例えうまくいかなくても、自分でやってみたことや経験したことは、子ども達の心の糧になっていくことを再確認できた一日となりました😊