幼稚園からのお知らせ

ツマグロヒョウモンの旅立ち

2021.07.02

子ども達から『ツマグロヒョウモン』と言う名前を聞かれたことはありませんか?

毎年5~6月に園庭のパンジーが色鮮やかに咲く頃、真っ黒い体に赤い斑点 見るからに『害虫』といった風貌の幼虫がパンジーを食べながらうごめいていました。

(引用:ブログ「虫撮る人々」より)

実は昨年まで、発見したら即捕獲→退治という存在だった黒い虫。

それが、園長先生と一緒に虫探しに夢中になった今年、初めてこの幼虫を見つけた子ども達から発した言葉が「この虫、何だろう?」「何て言う名前かな?」「何の幼虫?」でした。

園長先生の「わかばのかぜ」でも、そのふれあいの場面が紹介されています。

ただただパンジーの花や葉っぱが大好きで、黙々と食べているだけなのに、大人の先入観から勝手に『悪者』になっていたこの幼虫。それが今年は初めて、子ども達が興味津々の大切で貴重な存在』になったのです。

毎日毎日、こどもたちが顔を虫かごにくっつけるようにして、幼虫の様子を見に来ていました。その幼虫が「ツマグロヒョウモン」という少しなが~い名前だと紹介し、なまえを書いて貼っておいたら、翌日にはみんなが「『つまぐろひょうもん』は大きくなったかな?」と名前を覚えていたのには驚きました。

咲き終わった園庭のパンジーを根元から引き抜いて虫かごにたっぷり入れてあげると、幼虫たちが元気いっぱいによじのぼり食べ始めました。

そしてしばらく経った頃、「せんせい、さなぎになった!!」・・・ると、さなぎに金箔のような金色のものがいくつも付いていました。

思いもかけない幼虫の大変身に、子ども達の目がキラキラ✨そして、毎年即退治していた私達にとってはその変身ぶりに、なんとなく罪悪感・・・💦

やがて全ての幼虫がさなぎになりました。さあ、いよいよチョウチョに・・・「更なる変身」をじっと待ち続けた子ども達

「すごい!ちょうちょになってるよ!!」と見つけて教えてくれたのも、毎朝様子を見に来ていた子ども達でした。「みんなで逃がそうよ」「いつ逃がすの?」

見ると、薄いオレンジや濃いオレンジ色で模様も美しい羽を広げているちょうちょが何匹も生まれ出ていました。本当は「蛾」の仲間だそうですが、とてもきれいな不思議な模様の羽。黒いあの幼虫から、思いもかけない変身が起こりました。

みんなで早速逃がすことになりました。

「ばいば~い!!」

ひらひらと、青空に出発したツマグロヒョウモン。

子ども達に、『わくわくどきどき』をプレゼントしてくれたツマグロヒョウモンたち。

本当にありがとう。また来年もパンジーを植えるから、卵を生みに来てね!!