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卒園の日

2021.03.20

 卒園式の前日3月18日、先生達は思いを込めて卒園式の準備をしました。そして、 お花屋さんが壇上のお花を心を込めて生けて下さいました。桜の花が「春のお祝い」を感じさせます。

保護者席の上には『ツリーリングス』。 年輪のように思い出を重ねていけたらとの願いから、 3年間の行事のプログラムや、その年々のお誕生日の写真などを順に綴ってきました。 それらを椅子に並べながら「こんなに小さい時期があったんだね。 」「懐かしいね。 」とついつい見入ってしまった先生達。

私達ですらこんな気持ちになるのですから、お父さんやお母さんの、お子さんが卒園される日の思いというものは、本当に感慨深いものだろうと感じました。

年長組で靴箱が使われる最後の日。一人ひとりの顔を思い浮かべながら、上靴を丁寧に並べました。

年長組のみんなを祝福する、先生達手作りのお花や部屋飾り

「卒園おめでとう」のメッセージや電報もたくさん頂きました。

そして迎えた3月19日 卒園式当日。お母さんや友達と一緒に門をくぐる子ども達。ベージュのスモックに赤いベレー帽子の『わかばっ子』最後の日です。

爽やかな音楽と共に開式され、入場です。胸にお祝いのお花をつけて、主役のみんながレッドカーペットの上を歩いて席に着きました。きりりとした表情で、壇上を見つめます。幼稚園に入園して一番はじめに覚えた「若葉幼稚園のうた」を合唱しました。

修了証書を、子ども達全員に向かって読み上げる園長先生。授与式が始まりました。

担任の先生が心を込めて一人ひとりの名前を読むと、子ども達は元気よく「はい!!」マスクを取って壇上へむかいました。

証書を受け取る時の子ども達の真剣な眼力はすごいものです。園長先生から「おめでとう」と手渡され、お家の方の方を向いて礼をする子ども達。

その堂々たる姿に、入園した頃からの大きな成長をしみじみ感じました。

園長先生のお話の中で「このさき、辛いときや苦しくても誰にも相談できないときには、幼稚園にいつでも来て下さい。みんなの力になりたいと思っています。」とありました。

先生も、運転手さんも、調理員さんも、全ての職員がそう思っています。

そして、今年メモリーフェスティバルで歌えなかった『思い出のアルバム』

子ども達は担任の先生達と一緒に、「はる・なつ・あき・ふゆ」の思い出のページを、歌の中で順に開いていきましたね。

うた『ありがとう心をこめて』は、いつも愛情深く大切に見守ってくれるお父さん、お母さんに届けたい気持ちを込めて合唱しました。そして締めくくりは『きぼうのうた』・・・迫力の歌声でしたね。

今年は、子ども達の歌声がなかなか聴けなかった1年でしたが、最後に聴いた大合唱は、胸を打つ素晴らしい歌声で、、、お母さん達は涙、涙。先生達の目からもこらえていた涙が こぼれ落ちました。

無事に式が終わり、子ども達が退場していくレッドカーペットを囲んで、先生達が花道を作り、大きな拍手で見送りました。立派に成し遂げた子ども達。心も体も本当に大きく成長したね。「みんな、おめでとう。」

証書を持って記念撮影をしてから、最後のお別れをしに それぞれの教室へと向かいました。

その途中で「先生、私ちょっと泣いちゃった。」「僕も涙出たよ。」と教えてくれた子ども達。泣いちゃった・・・そんな、お別れを惜しむ気持ちを持てるなんて、なんて素晴らしい子ども達だろうと感動を覚えました。子ども達のまっすぐな気持ちに触れることが出来て、「ああ、この子達って素晴らしい心を持っているんだな。」と、最後に大きなプレゼントをもらえたような気がしました。

🌸未来に向かうみんなへ🌸・・・この若葉第三幼稚園で、みんなに出会えて本当に幸せでした。いつまでもみんなは先生達の宝物です。離れていても、みんなのことを応援しているからね。

小学校でも、みんなの心の扉をしっかり開いて、いろんな出会い・いろんな経験をして おおきく おおきくなっていってくださいね。最後に、「みんなのことが、大好きだよ。」