つながる
2025.10.02
雨降りの朝。年長の仲良し三人組の女の子が教務課に遊びにきました。
生き物のお世話を一通り手伝ってくれた後、カブトムシを飼育しているケースに異変を見つけます。
「カブトムシがひっくり返ってるよ?!」
みんなで大切にお世話していた最後のカブトムシが死んでしまいました。
カブトムシは夏が終わると終わってしまう命です。冬眠することが出来ません。
「可愛そうだね。でもね、土の中に卵を産んでくれたから赤ちゃんの幼虫が育ってるよ。雨が止んだらお墓に埋めてあげよう!」
そんな話をしていたら、女の子たちはお部屋に戻っていきました。
しばらくすると、またひょっこり三人組が教務課に顔を出しました。
「先生、これ見て!」と、見せてくれたのは三人が画用紙にそれぞれ描いたカブトムシの絵でした。
私のことまで登場させてくれて、顔は悲しそうに泣いています。
死んでしまったカブトムシとの別れを惜しんだ何気ない日常の1シーンでしたが、女の子たちの心に残ったから絵にかいてくれたのかな?と思うと、愛おしく感じました。
カブトムシへの想いが溢れているとっても可愛い絵です。


